第569話 秘剣の進捗
目を細めているアヤネたんを見た涼香さん達は寝ぼけていると勘違いしたようです。
2日後...
やっと解体が終わった。一昨日倒してから今日までひたすらに短刀を蜘蛛に突き立てたけど、それも今日で終わり。
「お、おぉ...目がチカチカする...。」
「あやおかえり!」
「アヤネおかえりなさい!」
「うんただいま...。」
ずっと真っ白な景色しかない試練の塔に籠ってたから目を開くのもしんどいけれど何とか目を開けるとなぜか目の前にすずの顔が...?
───ちゅっ...
「!??!!?!?!」
「なっ!わ、私我慢してたのに...!」
「ふっふーん!...そんな隙だらけだとまた襲われちゃうよ?」
「っ!っ!!」
「わ、私もします!」
───ちゅっっ!
「ひょわっ...!?」
な、なんで2人にキスされてるの私!?いや、...恋人...だから何もおかしくないんだけどいやいやそうじゃなくて...!
「それで?試練の塔はどうだったの?」
「私としては今この状況こそが試練なんですけど...?」
「ふふふ。またキスしたいの?」
「なんで私がしたい事になってるの!?」
「アヤネ...積極的ですね...!」
「だから違うってば〜っ!!」
むぅー...!すず達なんて大っ...き、き...うぅ...。
「あら?いじめ過ぎちゃったかしら...?」
「そ、そうですね...アヤネ大丈夫ですか...?」
「...。」
鎮まれ私の気持ち...鎮まれ私の想い...。ふぅ...よし。もう大丈夫...。
「色々我慢してるあやが可愛い。」
「可愛いですね。他の人に襲われる前に襲っちゃっても良いですかね?」
「きゅぅ...」
ぜんぜんだいじょうぶじゃなかったです。
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「解体に2日かかる魔物、ですか...。」
「かなり大きいわね...。」
「レイドボスだったからね。」
「レイドボス!?レイドボスが試練の塔に出るの!?相変わらずあやは規格外ねぇ...。」
「そうかなぁ?」
うーん...たしかに言われてみれば、そう、かも?レイドボスは1人で行くものじゃなさそうだしおひとり様専用の試練の塔には合わないよね。
「それで次はどうする?」
「私はこの近くの街に寄りたいな。」
「私もアヤネの意見に賛成です。」
「お魚はありますかね?」
「アンナ...餌付けは私もしますからね?」
「......なんの事やら。」
この試練の塔はマオさんが収める魔国のすぐ側にある。ついでに街でブラブラして鍛治師ギルドにも寄ろうかな。この刀もどんどん強化されるね...あはは...。あ、そういえば龍神の秘剣の今の進捗はどんな感じかな?
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【龍神の秘剣・闇】
【材料】
・✓ヘルウルフキングの瞳と血
・✓ボスダークパラボラティアの角と血
・✓ロッキングエレファリオスの宝核と血
・✓ノワールドラゴンの硬龍鱗と血
・✓サンダルフォンスパルオンクイーンの靭刃の欠片と聖血
・ヘルファイアトレントキングの堅樹皮と樹血液(New!)
・???
・✓欺瞞の王の頭と黒い血
・✓フロストサーペントのコアと氷血
・???
・???
・???
・???
・ヒヒイロカネ
・✓オリハルコン
【儀式】
・オリハルコンとヒヒイロカネで剣を造る。
・上記の魔物の素材で剣の鞘を造り、混ぜた血を煮詰めたものに刀身を漬ける。
・出来た剣で全ての試練の塔を攻略する。(New!)
・???
【備考】
・この世界の創造主である龍神の力の一部(闇)を持つ剣。
・刀身を抜くと近くにいる者が恐慌状態に陥る。
・その剣で斬られると1%の確率で即死する。(New!)
・???
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お、結構埋まってきたね。私が知らないうちに倒してた魔物もいるみたい。あとは6体の魔物の素材を集めて...うーん...ヒヒイロカネってどこにあるんだろう...?




