番外編⑦ ダークネスアントクイーンとシャインアントクイーン
「暗っ!?《トーチ》!」
入ると目に入ってきたのは...いや入ってこない。1寸先も見えないほど暗く、逆に宇宙にいるみたいな神秘的な感じになっている。
そして、《トーチ》を唱えてみるが、照らす範囲はせいぜい1m位が限度だろう。
「うーん...これは...なかなか......。」
《トーチ》を増やすという案もあるにはあるが、一度に数個も出すと例え秒間1消費でも馬鹿にならないぐらい減るだろうからやらない。
そんなことをしたらボス部屋に辿り着けずに死に戻りするだろう。
──ガキンッ!
「うひゃっ!?」
不意に足首に感触がしたので見てみるとよく見ないと見えない真っ黒な蟻が足首に齧り付いていた。
「うわビックリした!てりゃ!《サンダーボルト》!」
──バチンッ!
空中に蹴り飛ばして魔法を放つ。暗闇でよく分からないがログが出たので倒したのだろう。...まぁ死体は何処に行ったか分かんないけどね...。
──ガキッ!
「うぇあ!?」
なんかよく分からない悲鳴を上げながら今度は首筋に感触がしたので触って見ると首筋に何かの塊が刺さっていた。
「くっ...。」
どれも5ダメージしか無いが精神的にこういう攻撃は辛い。出来ればやめて欲しいんだけどそうはいか──
──ガキンッ!!
「今度は何──!?」
ダークネスアントクイーン戦。結論から言うと勝ちました。ダークネスはダークの上位互換だったけど、闇に紛れて暗殺者紛いのことをするという本質が変わってなかったから《サンダーフィールド》《サンダーストライク》コンボで倒しましたよ。
ちなみにお宝は深闇の宝玉だった。
次はダークネスの対極にあるシャイン。
シャインの横穴からは光が溢れていて、眩しい。ちゃんと見えるけど、場合によっては真っ黒よりもタチが悪いかもしれない。
だって目が痛いんだもん...。
そんな訳で手で日除けを作りながら進んでいく。こちらもライトの上位互換なので当然ライトよりも手強い。...特に目のダメージが...。
「キシャ!」
──ビュゥゥン...ジュヴッ!!
「眩しっ...熱っ!」
ここの蟻の主な攻撃手段は熱光線。眩しすぎて咄嗟にしゃがみこんでギリギリ避けたが熱までは避けられず、2ダメージを負う。
「《サンダーフィールドバースト》!」
──ブゥゥゥゥウン...ドゴゴゴゴゴゴォォォォォォン!!!
《魔力操作》でちょっと合体させてみた。サンダーフィールドの広範囲弱攻撃と《サンダーバースト》の広範囲攻撃の同時2段階攻撃になって見えなくても自動で敵に当たる技。MP消費も少なくなって結構お得だし、時短にもなるのでこれからも多用するかもしれない。だけど、索敵としては機能しないのでそこは要注意だね!
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「お、ここか?ここなのか??」
ようやく大広間らしき場所に着いた。眩しすぎて見えないからどのくらい広いのか分からんけど。
「キシャ。」
「ん?」
──ビィィィィィン!!ジュゥゥゥゥ...!!
「あがっ!?ああああぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁあ!?!?!?」
真正面から極太光線に貫かれる涼香。
熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!熱い!!
ダメージは100。クリティカルである。一気に半分近く削られるがまだ大丈夫。しかし、痛みはちゃんとある。...当然熱さも。出会ってすぐに極太光線を放ってきたシャインアントクイーン。涼香はというと....
「グゥゥウゥウゥゥ!!!!許さん!《サンダーフィールドストライク》!!」
──ブゥゥゥゥウン...ドゴォォォォォォォォン!!
「キシャ──!?」
一撃に攻撃力を極振りした攻撃。
──そこには光が薄れたクイーンの死体があった。
○今日のスキル○
今日は合成したスキルである《サンダーフィールドストライク》と《サンダーフィールドバースト》です。
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【名前】《風魔法》複合:サンダーフィールドストライク 消費MP:1回につき200消費
【効果①(LV.1)】サンダーフィールドとサンダーストライクを合わせた技を放つことができる。
【効果②(LV.5)】稀に電気を集めても帯電したままの場合がある。
【効果③(LV.☆)】増加させる分の攻撃力が上昇する(中)。
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【名前】《風魔法》複合:サンダーフィールドバースト 消費MP:1回につき400消費
【効果①(LV.1)】サンダーフィールドとサンダーバーストを合わせた技を放つことができる。
【効果②(LV.5)】稀に落雷回数が増加し、当てた相手を帯電させる。
【効果③(LV.☆)】帯電した相手に当てると攻撃力上昇する(中)。
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