第524話 反りが合う2人
「ぅあああ...!まじじゃん...!本物じゃん...!!」
「ふぇ?」
ミツルさんを迎えに行こうと飛び立ったら、目の前にロボットみたいな少女が急に現れた。凄まじいスピードだったから警戒してたんだけどまさか少女だったとは...。
それにしてもこの子は私のことを知っているみたいだけどプレイヤーかな?
「本物のアヤネたん...ですよね!?」
「え、え?うん...一応?」
「ひゃぁぁぁ!!!まじかー!やっと会えたー!!!」
「と、とりあえず地面に降りよっか。」
「うん!!」
私を見てからずっと目が光り輝いているこの子を連れて地面に降りる。...なんか怖いからね。
「マスター...済まないな。」
「え?何が?」
「モネ...こいつの事だ。侵入者なんだが捕まえるのに失敗した。」
「侵入者だったの?」
地面に降りると走ってきたミツルさんが事の顛末を話してくれた。曰くこの子...モネちゃんという侵入者は私がいない時に何度も何度もこの島に侵入して来ていたのだとか。その度に飛行装置を破壊しているらしいけど諦めなかったそうだ。すごい根気強いよね...。
「侵入者、ねぇ...。」
「うぐ...。あ、アヤネたんに会いたいって思ったらつい...。」
「でも他の人の土地に無断で入ったらメッ!だよ?」
「萌え」
「ん?」
「いいいやぁ!はい!すみませんでした...!」
目をキョロキョロと逸らしまくりながら謝るモネちゃん。そこまで焦らなくても...。ただなんて言ったのか気になっただけで...。
それにしてもこの飛行装置すごいよね。私たちの空島まで飛んでこれる上に飛行速度もすごい速い。それをこの子1人で作ったって言うんだから才能の塊と言っても過言じゃない。
「良かったら一緒にお話でもしない?」
「うえぇ!?いいんですか!?」
「うん。その装置についても聞きたいし。」
「分かりました!!」
さっきとは打って変わって満面の笑顔になったモネちゃん。きっと感受性豊かなんだね。それじゃあちょっとゆっくり落ち着いて話せる場所に移ろうか。
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流石に2人きりだと私もあまり会話できないのでもう1人挟もうと考えた結果、金属を扱っている点で共通しているドールスさんの所に連れていこうという事になった。最初はどうなる事かと思ったけど...
「───ですね。で、ここは爆弾スライムの核を2つ使って共鳴させてます。そうすることでジェット噴射がより強くなるんですよね。」
「なるほどな。よく共鳴させられたものだな。普通は難しすぎて諦める程なんだが...。」
「えへへ。スキルがありますからね。」
「そうか。...なんか妹みたいだな。」
やっぱりこの2人合うね...。会わせて良かったよ。専門的な話をされても私には何も分からないけどドールスさんなら分かってそうだ。
「ちょっとすず連れてくるね。」
「あぁ。」
「スズカさんですか!?」
「え?うん...。ダメだった?」
「いえいえ!嬉しすぎて!!」
「?」
モネちゃんはすずと会ったことあるのかな?まぁいいやとりあえず連れてこよう。多分ハルカちゃんのところにいるよね。




