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第485話 集結




『さぁ始まりました第34回水上アスレチック!今回は!なんと!かの有名なアヤネたんパーティー御一行様が挑戦!!解説のブラキじゃさんどう思いますか?』

『...なんで急にジサーリスに行きたいって言ったのか分かったのじゃ。』

『ありがとうございます。実況は私、キョウでお送り致します!』

『わしなにも言ってないんじゃが...。』



「あの人たち何かと見かけるわね...。」

「色んなところから依頼貰ってるのかなぁ?それはそうとしてなんですずはこっちみてくれないの...?」

「うっ!...いやぁ、ははは...その...今のあや...すっごいエッチでずっと見てると襲いたくなっちゃうから...。」

「なんで!?スク水着ただけじゃん!」

「アヤネ...私もえっちだと思います...。」

「お嬢様に同意致します。」

「えちえちだよ〜。」

「えっちだヨ。」

「みんな酷い!?」



私はただ水上アスレチックに出るためにスク水を着ただけなのに...なぜここまで言われないといけないのだろうか...。というかそんなにえっちなの...?



「いや、だってねぇ...」


『ご覧下さい!湖の畔に現れた龍人の姿をした天使を!クォレワ!えっちぃです!アヤネたんえっちぃです!!ただでさえスク水でえっちぃのに胸元の『あやね』という文字がさらにえっちさを強調しています!!さーらーにっ!!普通のスク水では後ろの翼が入らないため!なんと!背中には大きな穴が開いています!つまり童○を殺す水着です!』

『なんの解説じゃ...しかもお主解説じゃなくて実況じゃろうが...。』



「...今キョウさんが言った通りよ...。」

「...えっちくないもん。」



──────────

───────



『さぁて!アヤネたん騒動で一悶着ありましたが!無事に開催できそうですね!』

『そうじゃな...。アヤネを一目見ようと集まった人々で対岸までビッシリ埋まっとったからのぅ...ゾッとする...。』

『...まぁ現在進行形でビッシリ埋まってるんですが!早速始めていきましょう!エントリーナンバー1番!我らクランのリーダー...ジークフリート選手ですッ!!!』



「「「「「ぅおおおおおおおおおお!!!!!」」」」」



『ジークフリート選手!意気込みをどうぞ!』

「今回はアヤネが参加するみたいだからな。かっこ悪いところは見せたくないな。...まぁこれ自体初めて参加するけど。」

『良いですねぇ...。』



「なんでジークさんがここにいるの?」

「さぁ...?」



『っと!そういえばルール説明をしておりませんでしたね!解説のブラキじゃさんお願いします!』

『...ポンコツめ。』

『何か言いまし──?』

『──ルールはたった一つ!スキル、種族特性等の使用をせず、自分の肉体のみを使用してゴールを目指せ。それだけじゃ。』

『...落ちれば水に濡れ、エロい姿を晒すことになります!』



「「「「ぉおおおおおおお!!!!!」」」」



『お主ら息ピッタリじゃな...。』

『さてさて!今度こそ始めましょう!ジークフリートさん!準備はよろしいですか!?』


「あぁ。」


『それでは!第1ステージスタート!!』


「「「「ぅおおおおおおお!!!!」」」」




そうして水上アスレチックのイベントがスタートした。ジークさんは最初のステージ...いかだ型の浮き輪がたくさん浮いているエリアを飛び跳ねながら進んでいく。水で濡れているためとても滑りやすくなっているみたいで、ジークさんは何度かたたらを踏んでいた。




ここまで見ていて思ったんだけど




...第1ステージから難しくない?



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