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第446話 酩酊




通常、人間の反応速度の限界は0.1秒だとされている。陸上競技でもフライングのラインが0.1秒以内となっている。だから《朧月夜ノ無限連撃》のスキルにある0.01秒以内に空間を斬って移動し、次の攻撃を繰り出すという動作ではオーバーワークになって到底間に合わない。そこで師匠や杏子さんを始めとする様々な先生から教わったことを活用している。それは...



───ブゥゥゥンッ...!



───スパパパパパパパパッッッ...─────!!!




常に先読みをすることだ。次元斬は目の前の空間を斬ることでやっと発動する。だから遠いところの空間は斬れない。つまり、予め無数の転移用の次元を創ることは今の私では不可能なのだ。

そこで、一々脳から神経を伝って...というのは時間ロスになるならばと考えた結果10手、100手先のことを一緒に伝えればいいんじゃないかという結論に至ったのだ。何を言っているのか分からない?うーん...つまり、1つ目の次元を生成する時にはもう既に100の次元を生成する場所を決めているみたいな感じかな?

それと、どうすれば効率よく刀を振れるかも考えている。なるべく刀の勢いを殺さないように次元を生成しているのだ。



ひとつの頭につき1万回の天力を纏った斬撃を与える。それが97回。終わったら頭が痛くなりそうだ...。



『「...。」』



───ズパパパパパパッッ...────!!!




そして...




「...終わり。」



────ズ゛バ゛ン゛ッ...!!!!!




1つを除く97の頭に1万回の天力を纏った斬撃が与えられ、消し飛んだ。



『ラァァァァアッッッ!??!!!?!?』



───ズドォォオオォオオオンッッ!!




1つだけの頭が付いた巨大な体が倒れる。これでやっと終わりかな。

そう実感を持つと途端に頭が痛くなってきた。それになんだかふわふわする...これがゆめみごこちってやつ?



「きゅぅ...。」



──パタンッ...



《──これ以上のログインは危険と判断し強制ログアウトを実施──》





─────────

───────



「おあよぅおとーしゃん、すじゅ...。」

「おはよう。...酔ってるのか?」

「おはよー。...あれ?お酒飲んでないよね...?」

「んぇ?ぜぇんぜんよってないよぅ?」

「いや...言葉遣いが幼児退行してるぞ。何があったんだ...。...今日は休め。」

「酔ってるあやも可愛いけど、そんな様子じゃ(性的に)襲われるわね...。」

「んふふ...。すじゅだいしゅき...。」

「うっゴホッゴホッ!!」




私が後ろからだきつくとすずがご飯をのどにつまらせちゃった。ごめんねー?でもだいすきなのは本当だからねー?



あとわたしちゃんと学校いくから!よってないから!んへへ...。



─────────

──────



「...おい。誰だ彩音に酒飲ませたやつ。今なら先生怒らないから。」

「んふふ。せんせーおはよぅございましゅ...。」

「お、おうおはよう?...じゃなくてだなぁ?」



なんでせんせい困ってるの?ダメだよ先生こまらせちゃったら。わたしがなぐさめてあげないと...。



「お、おい?涼香、彩音をどうにかしてくれないか?なんで急に抱きついてきてんだ?なあ、おいなんでお前は恨めしい目でこっち見てんだよ涼香!?」





朝からせんせいのぜっきょうが響いた。うぅ...頭痛いよぅ...。



この日はいつもより頭を撫でられました。嬉しい。




脳の使いすぎには要注意です!()



○そして最近多いかもしれないお知らせ(10/23)○


今日、明日(10/23、24)と突然用事が入ってしまったため今日、明日(10/23、24)の投稿を休止します...。ホントすみません。

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