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第5話 ”鉄の”って付いてるのに品質1っていう謎


翌日の月曜日。朝ごはんをお父さんと一緒に食べて学校に行く。



「おはよぉ。」

「おはようあや!ちゃんとやった??」


学校に着くとすずが《セカンダリア・オンライン》をやっているか?と聞いてくる。



「んー?あぁ、ちゃんとやってるよ〜。」

「良かったぁ〜やってなかったらどうしようかと思ったよ〜。」

「でもまだ合流とかは出来なさそうかなぁ?」

「え!?なんで!?」

「私の刀作るまで合流は無しかなって。」

「う、嘘...でしょ...?それじゃあ一体何時になったら一緒に出来るのよぉ!!!」



現実での刀作りの見学を昔一緒にしたすずは凄い時間が掛かるということを知っているが為に激昂したのだ。だが、


「そこはゲームだから短縮はできると思うよ?」

「それは...そうだけど...。うぅ...。」

「それやっても可愛いだけだよ?」

「...ふんっ///」



やっぱりすずは可愛いなぁ。


すずちゃんの為にも早く刀作らなきゃねぇ。

まずは刀身の為の金属からだね───。


そう考えているうちに1日が終わった。

帰ってきて、ちょっと早めの晩御飯を食べ、夕方6時に《セカンダリア・オンライン》にログインする。



昨日の続きで鍛冶師ギルドの竈でこの世界の時間で1時間程度掛けて鉄鉱石と銀鉱石をそれぞれ精錬してインゴットに変えていく。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【名前】鉄のインゴット:品質3

【説明】鉄のインゴット。鉄鉱石を精錬する事によって純度が高まった。鉄製品全般に使える。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【名前】銀のインゴット:品質5

【説明】銀のインゴット。銀鉱石を精錬する事によって純度が高まった。銀製品全般に使える。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


《職業:鍛冶師LV.1→2になりました》

《鍛冶LV.1→2になりました》

《鑑定LV.2→3になりました》



レベルも上がったね!

で、これを納品すればクエスト完了かな?それにしてもインゴットにすると品質が上がるんだね。



「ゲイルさん。鉄のインゴットの提出します。」

「おう!来たか!どれどれ?うーんまだまだだな、職業:鍛冶師とスキル:《鍛冶》のレベルを上げれば品質は上がるぞ!この調子で頑張れ!」

「はい!」

「で、インゴットは返して、報酬は1000Gだ!」

「わぁ!ありがとうございます!」



初のクエスト完了だ!



「次のクエストありますか?」



「やる気満々じゃねぇか!そうだなぁ...じゃあ次はこれだな!」


そう言って出されたクエストは


●●●●●●●●●●

【依頼】鉄製品を1つ提出

【報酬】鉄製品×1、1000G

【説明】自分で作った鉄製品を1つ納品する。品質は問わない。初めて作る鉄製品ここから鍛冶伝説が始まる。

●●●●●●●●●●


......。


なに鍛冶伝説って...。


まぁいいや、よし!刀作ってゲイルさんを驚かせちゃおう!



じゃあ...鉄と石炭はあるから...次は刀の柄の部分と鞘の部分の木材だね!


まずは伐採から。

残ったお金──500Gで鉄の斧を買う。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【名前】鉄の斧:品質1・・・500G

【説明】木を伐採する為の道具。正しい使い方をすれば壊れることはまずない。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


やっぱり品質1...。今のところこれが1番の謎だよね...。

鉄鉱石でさえ品質2なのに鉄製品であるはずのツルハシと斧が品質1って下がっちゃってるよ...。

これはバグ?バグなのか...?


そんな事はさておき。

私が向かうのは街の東門から出てすぐのところにある森──通称初心者の森。

そこで取り出したるはさっき買った鉄の斧。


「せぇぇのっ!それっ!!」


──ドスッ!!ドスッ!!



─────



───




─パキパキパキ......ドスゥゥゥウン...。


やぁっと倒れたぁ〜。

でも...これどうしよう。

インベントリに入るかなぁ?


おわっ!?は、入った!!しかも加工されてる!?


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【名前】ファンストの木材:品質2

【説明】始まりの街ファンストの近くにあるファンストの森の木を加工したもの。白くて結構硬め。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


ほぉほぉ。いいんじゃない?...インベントリに木を入れたら加工されるのは謎だけど。


まぁ加工の手間が省けたからいいよね!


その後、10本位切り倒し、周りにいたゴブリン達をついでと言わんばかりに《身体強化》を使い数体狩ってきた私はレベルが上がったので帰ることにした。


《LV.2→3になりました》

《伐採LV.1→2になりました》

《身体強化LV.1→2になりました》

《剣術LV.2→3になりました》


今度はSP1で《錬金術》をとって後はAGIに2、STRとDEXに1割り振ってと。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【名前】アヤネLV.3

【種族】ヒューマン

【職業】鍛冶師LV.2


HP:1100

MP:600


STR:18

VIT:10

DEF:10

AGI:12

INT:10

DEX:18

MND:10


【スキル】《鍛冶LV.2》《剣術LV.3》《身体強化LV.2》《採掘LV.5》《伐採LV.2》《木工LV.1》《鑑定LV.3》《錬金術LV.1》


SP:0


【装備】初心者の服、ショートソード


【称号】無し


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



割り振った後、私は街へと戻って行った。




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― 新着の感想 ―
[気になる点] 前話で納品と言っていたのに、返却されるのは不思議です。これならば『納品』ではなく『提出』や『提示』を使って、返却される旨も記載した方がいいと思います。
[気になる点] >「で、インゴットは返して、報酬は1000Gだ!」 ゲームなので仕方ないとはいえ、ギルドはメリットゼロでただ1000G赤字なだけの慈善事業で草
[一言] 初心者用武器シリーズ(耐久無限)並みに謎な、鉄の〇〇シリーズ...。考えてはいけない。運営がサボったとかそんなことはない、断じて!
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