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第425話 弱肉強食





▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

【名前】フロストセンティピードLV.778 状態:正常

【弱点】???

【苦手属性】???

【説明】怒涛の連続攻撃と氷属性攻撃に特化した氷属性のムカデ型の魔物。氷よりも冷たく、鋼よりも硬いその体は柔軟性に富んでおり、4つの頭から繰り出される攻撃の速度を倍加させている。異常な再生能力を持ち、たとえ頭が1つ吹き飛んでも瞬時に再生してしまうことから「復活のS」と別名で呼ばれることもあるとか...。



HP:??????/??????

MP:?????


STR:??????

VIT:?????

DEF:?????

AGI:??????

INT:?????

DEX:??????

MND:??????

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼




「そういえば鑑定してなかったな...。どおりで生き残ってる訳だよ...。」



たとえフロストストッパーのブレスが超強力なものでも同じぐらいのレベルで、尚且つ再生能力が凄まじいものが受ければ生き残れてしまうのだろう。...あのムカデを突破するのがきつくなった気がする。前会った時は逃げたからね...。




「メワワワワワワワワッッ!!!!」


「「「「ギヂュヂュッヂュアッ!!」」」」



───ズガガガガガガガガガガガガガガガッッッ!!!



───キュィィィイインッッ!!




両者とも互いの攻撃の射程範囲内に到達するとどちらともなく攻撃を開始した。最初に動いたのはムカデ。4つの頭による凄まじい速さでの物理攻撃はフロストストッパーの大きな顔を叩きつける。体を覆う氷に傷が付くほどの攻撃力を持つムカデ。そんな彼(?)に襲いかかるのは先程も放ったフロストストッパーのブレス。



───ズガァァァァァァァアアアアアアアアンッッッッ!!!



迷宮そのものを壊す勢いで放たれたそれは先程のものと明らかに桁違いで、ムカデの体の約7割が消し飛んだ。私が最初に受けた技はこれの半分にも満たなかったはず...。舐められてて良かったと言うべきかな...?



「「「「...。」」」」


──グヂュッビヂャッッ!



「うわっ!?」



これは勝負あったかなと思った矢先、なんと3割しか残っていないムカデの体が気持ち悪い音を立てながら再生していく。その見た目も気持ち悪い...。



だが...




「メワワワワワワ。」



───バグンッッ!!!グヂャッグヂャッッ!!



そんな『気持ち悪い』の塊であるムカデをフロストストッパーは食べたのだ。ゆっくりと咀嚼していき、嚥下すると何も無かったかのように歩き出した。



「...。」



それお腹の中大丈夫なのかな...。と敵ながら心配になってしまう。それよりもどうしよう。フロストセンティピード亡き今、私がフロストストッパーから逃げ切れることはできない。このままフロストストッパーについて行くか、前の時みたいに形状を変化させて方向転換してくれない限りどうしようもない。



「...?」


「メワワワワワワ...。」



と、途方に暮れていたら私の気持ちが通じたのか...いや通じてないと思うけど自身の頭を引っ込めて方向転換した。何でかはわからないが、都合がいいのでこのまま離れることにする。




「一時はどうなるかと思ったけど、なんとかなった...。」


『良かったね。...あと悪い知らせだけどこの先での戦い頑張って。』


「え...?」




────ブワンッ...!



スカーレットにそう言われた瞬間、私は何か柔らかいものを通り抜けた。これは何度か経験した...結界を通り抜けた時の感覚だ。


結界を通り抜けた先には広大な部屋が広がっており、部屋全体が凍っていた。




「...。」


「...。」



そこに佇んでいるのは巨大な蛇の氷像だった。



イメージはガラ○アジャラ亜種を数倍大きくした版

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