第373話 脳筋カラスモドキ
「ギヂャァァァァ!!」
「ギヂュッギヂュッ!!」
アリが二足歩行で剣と盾を持って襲いかかってくる。ステータスは他の魔物たちと比べて格段に低いし、剣と盾もあまり良い物でもない。さらに言えば繰り出す技も粗末なものだ。だけどいかんせん数が多い。先程の弱点全てを補うほど数の利が凄まじい。
「...!!」
──《刀堂流刀術・千連撃》──
───ザンッッ!!!
「「「「「「ギヂ───ッ!?」」」」」」
構えている盾や剣諸共斬り飛ばす。それにしてもこの双王の魔刀は強いなぁ...。黒狼王の魔刀の時も十分強かったけど、何千と斬る時にたまに引っかかりがあったのだ。でも今では豆腐を斬るかのようにすんなりと斬ってくれる。造ってみて良かったなぁ...。...まぁスキルはちょっと不穏だけどね。
────.........っ.........
「!」
───ギィィンッッ!!
...きっかり5分。案の定襲いかかってきた。一応もう一度測ってみてまた5分だったらこの襲撃は5分ごとに行われるものだと断定できるだろう。
「ギヂュゥゥゥ!!!!」
「ギッギヂュヂュゥゥ!!」
「はッ!」
───ズドンッ!
ちょっと謎の襲撃について考え事をしていると背後から攻撃されたのでその剣を逸らして防御している盾を真正面から蹴り飛ばす...と盾に穴が空き、その先にいたアリの体に風穴が空いてしまった。...私としては距離を取りたかっただけなんだけどなぁ...。
───────
────
「最後ッ!」
──スパンッ...!
「ギヂャ...ァッ...!」
全てのアリを倒した後、私はアリの巣の中に入っていった。何かあると思ったからね。そしたら案の定次の層への階段が見つかった。
次の層は...砂浜?どうやら断崖絶壁ともいえる崖と海に挟まれている砂浜に出たようだ。...暗いのは変わらないけど。
「あれを登ればいいのかな?」
崖の方を見ると壁に沿うように崩れそうな階段が崖上まで伸びていた。きっとその先に階段があるのだろう。...海の方は真っ暗で何も見えない。
「ガァァア!!ガァァア!!」
「ガァガァァ!!」
カラス...?じゃない!何あの筋肉の塊の黒い鳥!?シルエットが私の知るカラスじゃない...。
「ガァァァア!!!!」
────ズドォオオオォオオオンンッッ!!!
「でか!?」
私が階段を登ろうとしていたらその階段を壊す勢いでカラスモドキが突っ込んできた。というか階段壊れた。嘴が崖に刺さって抜けないのかドタバタともがいているので私は頭を借りて崩れた階段の端っこに跳び乗った。
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【名前】ビゲストノワールクロウ(超越種)LV.210 状態:正常
【弱点】朱核
【苦手属性】聖、煌
【説明】ヘルクロウから進化したノワールクロウ。暗黒魔法を得意とするが、それはあくまでも適正があるというだけの話で、自ら使おうとはしない。頭が良い普通のカラスの何十、何万倍も大きい図体を持つノワールクロウの脳は普通のカラスよりも何十、何万倍も小さく、己の筋肉を頼りにする魔物であり、魔法は愚か、頭を使って戦うことを苦手とし、突撃しかしない非常に残念な魔物。...だが強い。
HP:100000/100000
MP:65498
STR:24335
VIT:54417
DEF:13428
AGI:12457
INT:1
DEX:6
MND:13256
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「...。」
この階層は簡単そうに感じるのは私だけかな...?
こういうとこいきたい




