第342話 時を止める少女
『それで?』
『...私が体内の天力を手に宿らせるからアヤネはなんとか感じ取って。』
『わ、分かった...。』
嘘です本当は何も分かってないです...。この感じはあれだ...心眼習得の時の千景兄と同じだ...。
『...どう?』
『ん〜...なんだか暖かい、ような...?』
『...そう。じゃあもっと出力上げる。』
『んん...?熱くなってきた...?』
『その暖かいのを体全体に纏わせるイメージで...。最初は腕全体でいい。』
『やってみる...。』
───ズドドンッ!ブゥンッ!ズガァァンッッ!!
「おぉお!?力が強くなった...!?」
「やぁッ!!」
───ドズンッッ!!
「ぐぁぁっ...!?かはっ...わ、私の装甲を、破っただと...?」
「まだまだッ!!」
相手と拳を交えながら同時進行で少しずつ体全体に暖かいモノを馴染ませる。
『...これが基礎中の基礎。応用すればもっと色んなことができる。...あとは頑張って。』
『うん!ありがとうスカーレット!』
「えぇいまだ私は負けておらぬぅッッ!!《肉岩の王》!」
「な、何それ...!?」
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【名前】《肉岩の王 LV.11》 消費MP:10000
【効果①(LV.1)】周囲に散らばっている岩石を吸収することでHP+5000、STR×3、VIT×3、DEF×3し、体を硬化させる。なお、強化倍率はスキルレベルによって変動する。
【効果②(LV.10)】AGIとMNDを3倍する。なお、強化倍率はスキルレベルによって変動する。
LV.1:VIT+50
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鑑定で見たけど、すごいねコレ...MP1万も消費するだけあるね。
周囲に散らばった床の破片を謎の力で吸収し、体格が2倍ほど大きくなった。さらに、褐色肌だったのが全部真っ黒になり、黒光りしている。...一瞬Gかと思ったのは内緒。
っとそういえば相手のステータス見てなかった...。まぁスキル使えること忘れてたからね...。
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【名前】ロッキングエレファリオスLV.200 状態:正常
【弱点】宝核
【苦手属性】水
【説明】エレファリオス系を統率する岩属性のキングエレファリオス。武器を好まない彼は挑戦者に対して無手で戦うことを望んでいるが、大抵無視される。スキルもSTR倍増系が多く、放っておくととてつもなくSTRが異常に高い化け物になるため注意が必要である。
HP:44668/86325
MP:45124
STR:14650
VIT:12638
DEF:11754
AGI:12319
INT:5421
DEX:11271
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「...。」
「どうした?怖気付いたか?」
「...いえ。」
「そう...かッ!!」
「っ!」
───スパァァンッッ...!!
「っぶな...!?」
音!音がすごい...!空気が破裂した音が出てたよ今...!!しかも先読みで避けれたけれど、速すぎて見逃したよ...。
「オラァァア!!!」
───ズガァァァァァアンッッッ!!!
「ぐぅぅぅ!!!...ふぅぅ...ふぅぅぅ...!」
2度目の攻撃をさっきみたいに両手をクロスさせて、翼で後ろに飛び上がりながら受け止める。それでもすごく吹っ飛ばされて、試練の塔の床の範囲を超えてしまった。飛べて良かった...。
それはともかく、痛い...!腕が痛すぎる...!!あんなに威力減衰を図ったのにクロスさせる時に前に出していた左腕が折れた。右腕でさえも気にしない方が難しいほどジンジンしている。
「ふぅぅ...はぁぁ......はぁぁぁ...。」
咄嗟のことすぎて天力のことを忘れていた。今は体全体に纏っているが、今度は両手...いや、右腕だけに集中させることにする。
『...あと両目にも集中させて。』
『へ?な、なんで...?』
『...視力、良くなる。』
『?』
なんで急に視力...?と思いながらも目に天力を纏わせた。すると...
「空に逃げようたってそうはいかんぞッ!!」
「来るッ!」
───ズッ...ドォォォオオォオォオオォオオンンッッ!!
相手は四足を踏み込んでロケットジャンプをする。一瞬で目の前まで来ると思って反撃の姿勢に入ったが、何かおかしい。
『あれ?なんでこんな......ゆっくりなの?』
ロッキングエレファリオスさんが空中でノロノロとこちらに向かって上昇してきているのだ。
───まるで時がゆっくりになっているように
見○色の覇気的な。...あんまりワン○ース見てないから知らんけど。というか昨日の時点で400話いってましたね...。(祝)




