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第325話 魔人王城



「──警戒態勢ッ!!」

「「「「「ッッ!!」」」」」



────ズガガガガガガンッッッ!!!!




相変わらず...どころか、飛んでくる矢の数がどんどん増えていく中、私たちは黒い霧が包むこの何もかもが黒い大陸を歩いていた。さすがにヨイチマルさんも私以外の居場所が分かっていないからか、私だけを狙ってくるため、私と他のみんなは被害を受けないために離れた距離を保って歩いている。1寸先は闇みたいなこの黒い霧の中で、数を増す月の矢を受け切るのは無理があった。ちなみに、心眼で周囲が見れるのではなかったのかと思うだろうが、この黒い霧に阻まれて見ることが叶わないのだ...。



「───行進!」



もう飛んでこないと重い、再び声をかけて進む...のだが、他のみんなの装備の音や足音が聞こえない。先程はガシャガシャっと装備の音が鳴っていたので、これはおかしい。何があったのかと思い、もう一度声を出そうとすると...




「──よう。初めましてだなアヤネさん?」

「ッ!?誰ですか?」

「...俺もいるぞ。」



突然前方から男性の声が聞こえてきた。それと同時に黒い霧が晴れ、視界が良好になる。...だが、そこは外ではなく、どこかの室内だった。そして私は太陽の剣を声の主へと向けた。



「ヨイチマルさん...!...と...確か.........マオさん...でしたっけ?」

「第1回イベントの時とは大分姿が違うが...よく分かったな...?」

「なんとなく面影がありまして...。」

「それよりなんでアヤネさんは目隠しして外套なんて着てるんだ?フードまで被ってるし...。」

「これは呪いのようなものとだけ...。」

「...分かった。これ以上は聞かない。」

「ありがとうございます。」



と言っても説明するのがめんどくさかっただけなんだよね...。


「...めんどくさかっただけだよな?」

「うっ...。バレちゃった...。」

「あれ?ヨイチとアヤネさんってそんなに仲が良かったんですか?」

「少しとは言え、一緒に冒険した仲だな。」

「そうですね。」

「そっかぁ...アヤネさん!」

「ひゃいっ!!」

「俺とも一緒に冒険しに行きませんか!?」

「え、えぇぇええ!?」



きゅ、急すぎない!?あとヨイチマルさんがいるから多分マオさんも月陣営でしょ...?だったらこの状況はおかしくない...?だって今は敵同士なんだから。



「あ、あの...その...全てが終わったらで......」

「あ、そ、そうだったな......そういえばそうだった...。」

「...マオはドーテーっと...。」

「あ゛ぁ゛?」

「おー怖い怖い。」



どー...てー...?何の話だろう?



────────

─────


「...それで、ここはどこなんですか?」

「ここ?ここは魔王城...魔人王城だ。」

「魔人王城?」

「あぁ。前は原初の偽王メルフォーズってやつが住んでたんだけど、なんかくれたんだよね。」

「メルフォーズ!?」

「ん?知ってるのか?」

「あ、はい...。」

「まぁいいや。ここの城に拠点を置いてる時に暴走してたメルフォーズを何やかんやで海に沈めたんだけど、ケロッと戻ってきてな...。この家あげるって言われたんだよ...。」

「あ...。」



多分ファルティタかな...?お互いに好きあってるみたいだったから。一緒に暮らしてるんじゃないかなぁ?...お互い添い寝するために。



「あと1つ...他のみんなはどうなってるんですか?」

「俺の部下が当たってるんじゃないか?どうなってるのかは知らないな。」

「...そうですか。」



まぁすず達なら大丈夫...。......皆揃ってるからね。



「...どうした?」

「...なんでもないです。...さぁ始めましょう。」

「そうだな。ヨイチ起きろ!」

「っ...元から起きてる。」

「嘘つけ!鼻ちょうちん出してた奴が何言ってんだ...。」



私は左手に太陽の剣、右手に白鹿王刀を握り、二人と対峙した。私の狙いはダメ元でヨイチマルさんだったが、絶対マオさんが邪魔してくるので、マオさんを狙う。今回の戦闘ではマオさんをいかに早く倒すかが鍵になってくると思う。




「行くぞ!!」

「はいっ!!」

「......。」



マオさんは紳士なのでさん付けです。なお、慣れてくると遠慮なく接してきます。

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