第305話 ぶっ壊れな太陽の剣
ソーラさんに感謝されながらも、1つだけ疑問に思ったことがある。それは...
「...そういえば、なんでソーラさんはルナリアさんがこの星に侵略してくることが分かったの?前話した時はそんな素振り見せなかったけど。」
「そりゃあ月ちゃんの事ならなんでも知ってるからね。」
「そっかぁ...。」
「...。」
幼なじみだから相手の気持ちが分かるのかなぁ?私たちはどうなんだろ...って前にも似たような事を思った気がする...。
そう思って隣のすずを見やると、彼女は何やら目を細めて考え事をしていた。すずは何を考えているんだろう...。すずは私が何を考えているのか分かるって言ってたけど、私は未だに分からない。...不安だなぁ。
「...おそらく戦争は6日後の夜中。もう既に太陽陣営は十分すぎるほど多い人数が所属しているけど、まだこの武器を誰に授けるか決めれてないんだよね...。」
私たちが他のことを考えていると、ソーラさんが光り輝く武器を取り出した。...何も無い空間から。ソーラさんはプレイヤーではないはずだ。ソーラさんが特別なのかな...?
「む...剣?」
「うん。『Sun Sword』って言うんだけど、結構強いよ?...自分で言うのもなんだけど。」
「か、鑑定してみてもいい?」
「もちろん。」
「ありがとう!《鑑定》!」
見るからに凄そうな剣...。鑑定してみない訳にはいかない!
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【名前】Sun Sword(イベント限定武器):品質MAX
【説明】ソーラ・サンクチュアリーが創り出した水素73%、ヘリウム24%、その他の成分からなる太陽の剣。ソーラ自身と言えるこの剣はとんでもない性能を誇る。しかし、武器スキルはそれぞれ1度しか使用できない。そして、《I Am The Sun LV.MAX》を使用した時点でこの剣は崩壊する。
【武器スキル】《I Am The Sun LV.MAX》《Solar Wind LV.MAX》《Nuclear Fusion LV.MAX》
耐久:999999999...
STR:999999999...
【製作者】ソーラ・サンクチュアリー
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「え...。」
「そ、ソーラさん...貴女どうやってこの剣を...?」
「この剣は私の...いえ...それは秘密です...。ごめんなさいね?」
「う、ううん...大丈夫だよ?」
本当にとんでもない性能だね...。ちょっと武器スキルも確認したくなった...。
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【名前】武器スキル:《I Am The Sun》 消費MP:0
【効果①(LV.1)】1分間装備者自身が太陽の化身となる。(全ステータス×10000、常に自身を中心に半径10kmの範囲に約100万度の熱を放出するようになる。)
【効果②(LV.1)】効果が切れたと同時に、装備者と武器が超新星爆発(弱)を起こす。
LV.1:全+100
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【名前】武器スキル:《Solar Wind》 消費MP:0
【効果①(LV.1)】装備者を中心に半径10000kmにプラズマを発生させる。
プラズマ・・・触れた者に85%の確率で火傷(重度)と麻痺を付与する。
【効果②(LV.1)】このスキルは1度しか使用できない。
LV.1:MND+100
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【名前】武器スキル:《Nuclear Fusion》 消費MP:0
【効果①(LV.1)】武器内で核融合を起こし、その莫大なエネルギーを実体化することによって元々1mの武器を自由自在に肥大化させることができるようになる。なお、重さは変わらない。
【効果②(LV.1)】このスキルは1度しか使用できない。
LV.1:AGI+100
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「ぶっ壊れね...。」
「ぶっこわれ?」
「こんなのゲームが崩壊するじゃない。」
「あぁ...そういう...。」
確かに『ぶっこわれ』だ。ん?そういえばメールには月の弓がどうとかも書いてあったような...?
「月の弓もこのぐらいのスペックはあるはずよ。私のこの武器は遠近両方...特に近距離特化なんだけど、月ちゃんの武器は完全に遠距離&防御特化なのよ...。だからこの武器を持った人は大抵月ちゃんの弓を持った人に撃ち抜かれてるわ...。」
要するにどれほど近距離で強くても、遠距離から撃ち抜かれれば意味をなさないってことだよね?
「...確かに誰が持つかで戦局が変わってくるね。」
月ちゃんの武器もぶっ壊れなんで安心(?)してください。
シュル○「無双ゲーになるビジョンしか見えない。」




