第267話 サイコー
「そういえばなんで白鹿王刀って名前にしたの?」
「んー?百花繚乱から取ったよ?」
「なるほど...?」
「なんか白い動物から白虎を連想したんだよね。それで白い鹿はなんて言うのか考えたら『ビャッカ』かなぁってね。そのままだけど。」
「それで百花繚乱かぁ。」
「繚乱の部分はまぁ...それっぽく。」
「何それ〜。」
っとそんな事を話している内に街の外まで来れた。ここからは比較的弱めの魔物達を探す。白鹿王刀の斬れ味やらスキルやらの確認をしないとだからね。
「あの魔物とかいいんじゃない?そんな動かないし。」
「あれは...ファイアーウッド?」
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【名前】ファイアーウッドLV.71 状態:正常
【弱点】なし
【苦手属性】水
【説明】普通の木の葉が炎になっている木の魔物。魔物ではあるが、攻撃しない限り反撃してこない珍しいノンアクティブモンスターである。もし敵対してしまった場合、炎を使った幻影攻撃を繰り出してくるため、対策していないと大変危険な魔物である。そのため注意が必要。
HP:13468/13468
MP:36649
STR:7642
VIT:4651
DEF:5468
AGI:0
INT:8996
DEX:7424
MND:1420
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「《ポイズンショット》」
白鹿王刀を鞘から抜き、相手から50m離れた位置から毒液を飛ばす。
──バシャッ...!...シュゥゥゥゥ......
毒々しい色合いをしていた毒液は真っ直ぐにファイアーウッドの元に飛んでいき、ぶつかった。しかし、音を立てて溶けていったが、樹皮を溶かすだけに留まった。
「次は《暗黒光線》...と行きたいところなんだけど光に当ててないから後でかなぁ。」
「ん?でも当ててない状態の方も試した方がいいんじゃない?」
「あ、確かにそうかも...。」
鈴に言われた通りに全く光に当ててない状態も試しておく。
「《暗黒光線》」
───ジュッ...
「細い!弱い!」
「直径10cmもなかったわね...。」
「黒い線が通っタ...?」
「うーん...光をため終わるまでは斬れ味の確認だね。」
───スパァッ......!
「ギィ...ィ...?」
試しにファイアーウッドを真横に一閃すると特に引っかかりもなく斬れた。やっぱりSTRが黒狼王の魔刀よりも高いから斬りやすい。
──《刀堂流刀技・万連撃》──
───ズバババンッ!!!
「ギィィイィイィイィィイイイ!?!!?」
「...うん。問題なく斬れるね。」
「「......。」」
無数に斬ってみたけど、やっぱり引っかかりがない。黒狼王の魔刀が木綿豆腐を斬ったような感じだとすれば、白鹿王刀は絹ごし豆腐を斬ったような感じだ。え?変わらない?...。
「...ん?2人ともどうしたの?そんな怯えた顔しちゃって。」
「い、いや。なんでもないわ...。」
「そ、そだネ。私もないヨ...。」
「?」
よく分かんないや。そうだ。そろそろ光も溜まったかな?お、刀身がどことなく光を帯びてる気がする。次のファイアーウッドを探さないとね。さっきの子はバラバラになっちゃったから。素材もバラバラになっちゃったのは勿体ないなぁ...。薪とかに使えるかな?
「じゃあ行くよ!《暗黒光線》!」
──ビィィィィィィィィンンッッ!!!
「ギィィィイィィイャアアアアアアアアア!!!!!!」
「おぉ!大きいビームだねぇ!」
「直径1mは下らないわよ!」
「今度は太い線が通っタ!」
直径1m程度の黒い光線はファイアーウッドの体を貫き、その部分を消し去った。
「ギィィ...ィイ...!」
体に大きな穴を開けたファイアーウッドは攻撃をしようと枝を振ったが、その前に力尽きた。素材はありがたく使わせてもらうね。
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