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第267話 サイコー




「そういえばなんで白鹿王刀って名前にしたの?」

「んー?百花繚乱から取ったよ?」

「なるほど...?」

「なんか白い動物から白虎を連想したんだよね。それで白い鹿はなんて言うのか考えたら『ビャッカ』かなぁってね。そのままだけど。」

「それで百花繚乱かぁ。」

「繚乱の部分はまぁ...それっぽく。」

「何それ〜。」



っとそんな事を話している内に街の外まで来れた。ここからは比較的弱めの魔物達を探す。白鹿王刀の斬れ味やらスキルやらの確認をしないとだからね。



「あの魔物とかいいんじゃない?そんな動かないし。」

「あれは...ファイアーウッド?」



▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

【名前】ファイアーウッドLV.71 状態:正常

【弱点】なし

【苦手属性】水

【説明】普通の木の葉が炎になっている木の魔物。魔物ではあるが、攻撃しない限り反撃してこない珍しいノンアクティブモンスターである。もし敵対してしまった場合、炎を使った幻影攻撃を繰り出してくるため、対策していないと大変危険な魔物である。そのため注意が必要。



HP:13468/13468

MP:36649


STR:7642

VIT:4651

DEF:5468

AGI:0

INT:8996

DEX:7424

MND:1420

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼



「《ポイズンショット》」



白鹿王刀を鞘から抜き、相手から50m離れた位置から毒液を飛ばす。



──バシャッ...!...シュゥゥゥゥ......



毒々しい色合いをしていた毒液は真っ直ぐにファイアーウッドの元に飛んでいき、ぶつかった。しかし、音を立てて溶けていったが、樹皮を溶かすだけに留まった。



「次は《暗黒光線》...と行きたいところなんだけど光に当ててないから後でかなぁ。」

「ん?でも当ててない状態の方も試した方がいいんじゃない?」

「あ、確かにそうかも...。」



鈴に言われた通りに全く光に当ててない状態も試しておく。



「《暗黒光線》」



───ジュッ...



「細い!弱い!」

「直径10cmもなかったわね...。」

「黒い線が通っタ...?」

「うーん...光をため終わるまでは斬れ味の確認だね。」



───スパァッ......!



「ギィ...ィ...?」


試しにファイアーウッドを真横に一閃すると特に引っかかりもなく斬れた。やっぱりSTRが黒狼王の魔刀よりも高いから斬りやすい。



──《刀堂流刀技・万連撃》──



───ズバババンッ!!!



「ギィィイィイィイィィイイイ!?!!?」



「...うん。問題なく斬れるね。」


「「......。」」



無数に斬ってみたけど、やっぱり引っかかりがない。黒狼王の魔刀が木綿豆腐を斬ったような感じだとすれば、白鹿王刀は絹ごし豆腐を斬ったような感じだ。え?変わらない?...。



「...ん?2人ともどうしたの?そんな怯えた顔しちゃって。」

「い、いや。なんでもないわ...。」

「そ、そだネ。私もないヨ...。」

「?」



よく分かんないや。そうだ。そろそろ光も溜まったかな?お、刀身がどことなく光を帯びてる気がする。次のファイアーウッドを探さないとね。さっきの子はバラバラになっちゃったから。素材もバラバラになっちゃったのは勿体ないなぁ...。薪とかに使えるかな?




「じゃあ行くよ!《暗黒光線》!」



──ビィィィィィィィィンンッッ!!!



「ギィィィイィィイャアアアアアアアアア!!!!!!」



「おぉ!大きいビームだねぇ!」

「直径1mは下らないわよ!」

「今度は太い線が通っタ!」



直径1m程度の黒い光線はファイアーウッドの体を貫き、その部分を消し去った。



「ギィィ...ィイ...!」



体に大きな穴を開けたファイアーウッドは攻撃をしようと枝を振ったが、その前に力尽きた。素材はありがたく使わせてもらうね。





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