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番外編 海を統べる者の苦労①



──絶海皇マリエスタside



私は海を統べる海神であるマリエスタだ。今日も今日とて数分おきに《絶海領域》で海の状況を確認している。


■■■■■■■■■■

【名前】ユニークスキル:《絶海領域》 消費MP:10000


【効果①(LV.1)】支配する海を自在に操ることができる。


【効果②(LV.☆)】支配する海のあらゆる情報を知ることができるようになる。


LV.1:INT+50

■■■■■■■■■■




最近スカーレット...アヤネによって壊された私の家で配下のオサケマン、オサケサンと共にのんびり過ごしていた。だがしかし、そんな平和な日々も終わりを迎えようとしていた・・・──。



「──むっ?なんだこの反応は...?」

「陛下?いかがなさいましたか?」

「いや、海にちょっと妙な反応があってな...。」

「でしたら私たちで向かいましょう。」

「...いや。この反応はお前たちの手に負える相手ではない。」

「な!?あ、あれから我らも鍛えてきたのですぞ!?」

「そうは言ってもなぁ...。」



たしかに目の前にいる私の配下であるオサケマン、オサケサン達は言い方が悪いが、アヤネが家を荒らしたことによって憤慨している。それもアヤネに対してではなく自分たちの力のなさに、だ。そんな彼らは軍を組織し直し、訓練に明け暮れていた。そのお陰で彼らの平均レベルは100近くになっていた。


だが、そんな彼らをもってしてもこの強大な反応には勝てないだろう。



「少し外す。お前たちはここを守っておれ。」

「陛下!!我らが守るのは陛下のお城ではなく、陛下自身です!!だからどうかッ!我らを連れていってくださいッッ!!」

「「「「お願いしますッ!!」」」」


「お前たち...。...良かろう。だが、少数で結構だ。」

「しかし...!...はぁ...分かりました。」



この得体の知れない何かが襲ってこないとも限らない。なれば被害は少ない方が良いだろう。無論私が死ぬつもりはないが。




───────────

──────



「な、なんだあれは...!!」

「なんという威圧感...!!」

「...。」


いつも私のそばにいる二魚があの強大な反応を前にして驚く。正直私も驚いている。私たちの目の前にいるのはこの海では生きることができないはずのスライムだった。だが、ギリギリ人型を保っていることと、ここが深海であることから只者ではないことは分かっている。



『ォォオオオオオオ...!!!△□วд△△mptpヾ┓ว≧々!!!』


「お前は何者だ?」


『ォオ?ワダ...ワタシィィハァァ◆〆#●jm■:!!!!』


「むぅ...。話ができそうでできないな...。《完全鑑定》」



このままではなにも情報を得ることができないと判断した私は





▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

【名前】原初の偽神メルフォーズLV.4536 状態:狂乱(極大)

【弱点】真核

【苦手属性】なし

【説明】この世の始まりから存在する永遠不滅の存在で、万物の始まりであり、なんにでもなれる...と言われていた原初の偽”王”メルフォーズを取り込んだある1匹の突然変異種であるスライム。原初の偽王メルフォーズが持っていた特性を全て引き継いでおり、とある目的の為に動き続けている。その目的の為ならば全てを壊す覚悟をしている。



HP:6421878/6421878

MP:9867354

SP:7864216


STR:834217

VIT:729858

DEF:665976

AGI:106437

INT:897347

DEX:254318

MND:135406

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼



「んなっ!?あやつを取り込んだだと!?」



あやつというのはもちろん鑑定結果からわかる通り原初の偽王メルフォーズだ。あやつはこの世の始まりから存在する。それこそ創造神よりも前から。そんなやつが突然変異種とはいえスライム如きに取り込まれるなんてことがあっていいのか。いやまぁなにか事情があるのだろうけどな...。


あやつを取り込んだとされるスライムは私よりも強い。取っておきのスキル《海神》を使っても敵わないだろうな。それに狂乱状態に陥っている。まずはこれからなんとかしないとな...。ヤレヤレ面倒なことを...。




「早く元に戻りなさい〜♪︎これも結構疲れるのよ〜♬まったくあのスライムモドキめ〜♩︎」




■■■■■■■■■■

【名前】《絶海皇の聖歌》 消費HP:100000 消費MP:50000


【効果①(LV.1)】一時的に聞いた者(使用者が味方と認識している者のみ)のステータスを全て5倍する。


【効果②(LV.1)】1度だけ聞いた者(使用者が味方と認識している者のみ)のあらゆるクールタイムを回復させる。


【効果③(LV.1)】1度だけ聞いた者(使用者が味方と認識している者のみ)のHPを50000、MPを25000回復させる。


【効果④(LV.☆)】一時的に聞いた者(使用者が味方と認識している者のみ)の全ての状態異常を打ち消し、代わりに状態異常:自動回復を付与する。



LV.1:全+10


※使用後、ゲーム内5日間使用不可

■■■■■■■■■■



どうして第214話の地図でマリエスタとメルフォーズの位置情報を書き加えたのかが明らかになりましたねぇ...。

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