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第219話 おべんきょうたいむ




「ふぉっふぉ!なぁに。ワシの魔法を使えば誰も死なずに済む。」

「そ、そんな魔法が!?」

「すず落ち着いて?」

「ふぉふぉふぉ。」



すずが椅子から立ち上がり、興奮気味にキングジーニアンモナイトに問い詰める。慌てて止めるが、キングジーニアンモナイトは特に気にしていないようだった。



「ワシが最も得意とする魔法...」

「「魔法...。」」

「それは...!」

「「ゴクリッ...!」」

「六大属性混合魔法じゃ!!」

「「おぉおおおおお!!!!」」



六大属性はたしか、火、水、土、風、闇、光属性の6つだった気がする。基本属性とも言われてるっけ。それが全て混合している魔法なのだから相当すごいと言えるだろう。



「お主らはこの世界がこの6つの属性から成り立っておるのは理解しておるな?」

「それはもちろん。」

「どこかで聞いたような?」

「ならばこの六属性が合わさった時、何が起こると思う?」

「うーん...。何が起こる...?...爆発?」

「そうだねぇ...。私も爆発だと思う。」

「ふぉっふぉ...。2人とも間違っておるの。...正解は何も起こらない、なのじゃ。」

「「え?」」



何も起こらないって...。じゃあなんでこのキングジーニアンモナイト...キングさんは最も得意としているのだろうか...?



「正確には何も起こらないとされていた...じゃな。」

「されていた?じゃあ今は何か起こるの?」

「そうじゃ。ワシが見つけたのじゃ。」

「すごっ!」

「六大属性混合魔法は名前から推測する通り、六大属性を混合する魔法じゃ。6つの属性を混ぜるわけじゃから当然難易度は跳ね上がる。そのため試せる者がおらず、最初に試された6つの属性を混ぜると何も起こらなかったことが後世にも伝えられてるのじゃ。」

「な、なるほど...?」

「じゃが、ワシは幸運にも六属性全てを扱うことができる。それで、色々と試行錯誤している内に発見したのじゃ。」

「それは...?」



「───想像しながら魔法を使うとこの世に存在する全てのモノを1から創り出すことができるということを...。」



「「えぇ!?」」

「この世に存在する全てのモノって...!」

「もちろん限界は存在する。それこそこの海底に存在しない地上の木をこの城の庭に創ろうとすれば、莫大な魔力が必要になるぐらいにな。まぁワシの脳ぐらいだったらもう少し抑えられるのじゃがな。」

「そ、それって普通の人の魔力量に換算するとどのくらいなの...?」

「ふぅむ...。普通の人間...魔力量が1000程度ならば1年間魔力を消費し続ければ足りるのでは無かろうか?」

「ひぇっ...!」

「うわぁ...。」

「安心したまえ。今のワシには脳を2つ複製する程度の魔力量がある。」

「え?今の...?」

「そうじゃ。先程のクッキーじゃが、アレは魔力量2000程度のドールスが1年間毎日魔力を注ぎ込んだことによってできるものじゃ。」

「...腐ってないですかそれ?」

「ふぉっふぉっふぉっ。普通はそう思うじゃろう?しかし、考えてみたまえ。魔力を毎日注がれたものはどうなる?」

「あ、たしか強度が上がるとかあったような?」

「ふむ。近いのう。あれは魔力がものを覆っているからじゃ。じゃから毎日のように魔力を注がれ続けたものは常に空気に触れることのない、完全な真空状態の中にあるのじゃから腐らないのじゃよ。」

「そんな事実があったとは...。」



「っともうこんな時間じゃ。今から脳を複製するから待ってれくれ。《六大属性混合魔法・複製:キングジーニアンモナイトの脳》」



────キィィィィンンッッ!!!!




会話文しかない...!?

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