表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
238/798

第208話 チーかま



「じゃあここともお別れだね!」

「そうだね...。」



ゲッソリとしている私に対し、逆にツヤツヤしているすずは元気よく歩き出した。私も遅れないようにその後をついていく。



「ふんふんふーん♪︎」

「元気そうだね?」

「そりゃそうでしょ?だってあやと今週の土曜日にデートに行くんだもん!」

「うっ...そ、そういうのは人前で言わないの!」

「...あやは嬉しくないの?」

「もちろん嬉しいけど。」

「即答。」




2人で笑い合いながら迷宮街フォルマナの南門を目指す。途中街の人にお似合いねぇなんて言われ、顔を真っ赤にしたのは仕方ないと思う。っていうかなんで分かるの?女同士なのに...。もしかしてすごくイチャイチャしてるように見える...?



「あ、アヤネたん!」


「はい?」


「ぼ、ぼ僕と!お付き合いを前提に結婚してくださぁい!!」

「ん?このフレーズどこかで...。」

「《サンダーボルト》!!」

「アビャビャビャビャッ!!!?!!?」

「すずぅぅう!!??!」



前にもこのようなことがあった。あぁ思い出したこの男の子はチーかまくんだ。前も告白しに来てくれたけど、お付き合いと結婚の順番を間違ってるんだよね。緊張しすぎだと思う。そうは言っても私がその立場なら緊張するけどね。特にその相手が...。



「ぼ、僕もアヤネさんを守れるほど強くなったつもりです!だからっ...!」

「た、確かに強くなってるね...。」



すずの攻撃(MP500程度)を難なく耐えて見せたチーかまくん。だが、私にはもうすず...



「スズカさん!僕と勝負してくださいっ!!」

「...そう来たのね。やる意味ある?」

「なんでそうなるの...?」


「当たり前じゃないですか!スズカさんがアヤネさんと恋人同士なのはもう周知の事実です!」

「ぁぁぁぁぁぁ...!!」



なんで!?どうして!?どうしてバレてるの!?まだ心の準備ができてないのにぃ...!いやぁぁぁぁ...!!は、恥ずかしぃ...!



「す〜ず〜!?」

「さ、さぁてチーかまくんあちらで勝負しましょうか。」



これはもうすずしか犯人はいない。チーかまくんとの勝負に対してやる意味あるの?とか聞いてたのに私から逃げるようにやる気を出したのだ。



「はぁ...。もう今更だよね...。」



チュウ・オウとの戦闘の後で正式に恋人になったことを考えるとそこからバレていると言って違いないだろう。だとしたら本当に今更である。今まで気づかなかったけど、もしかしたらそういう目で見られてたかもしれない。



「もう始まる...。」


すずとチーかまくんの勝負がもうすぐ始まるみたいだ。街中な為か、もう既に人だかりができている。傍から見ると別に問題ないんだけどなぁ...。あれが私を賭けての勝負ってこと以外は。



「スズカさん!今日は貴女を倒してアヤネさんとけ、結婚します!!」

「ふふふっ......バカは休み休み言いなさい?ぶっ潰して差し上げますわ!」


「「「うぉおおぉおおお!!!!」」」

「スズカパイセンやっちまってくだせぇ!!」

「なんかチンピラみてぇだなお前...。」

「な!?会長である私を差し置いてアヤネたんとお近付きに!?」

「会長もようおるわ...。」



「うわぁお嬢様口調が出ちゃってるわ...。」



あれは相当興奮しているなぁ...。一体どんな戦いになるんだろう?すずは雷属性魔法メインの魔法使いでしょ?で、チーかまくんは接近戦メインの忍者か...。すずの体質を知る限りだとチーかまくんが不利だと思うけど...。



「......ん?」



さっき聞いた事のある声が聞こえてきたような気がするんだけど...

そう思い、すず達を取り囲む野次馬達を見渡す。すると、そこにはルーナさんがいた。



「ルーナさん?どうしてここに?」

「アヤネたんだ!!」

「え───むぎゅっ!?」

「お姉ちゃんと一緒にお試合見ましょうねぇ♪︎」

「むむぅぅ!??!?」



どうしてこんな事になったのか...。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ