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第195話 新たなる騒動...?



《──試練の塔クリア──》


《──名称:パラボラ塔──総15階(16階〜30階)──》


《クリア者:アヤネ》





「...ぅ...。ここ、は...。」



太陽が照らす中、真っ黒なタイルの上で私は目を覚ます。



「確か...。」



急に頭の中で女の子の声が聞こえてきて...そこから記憶がないなぁ...。うーん...。女の子の声は可愛かったんだけどね...。



「あ!そういえばボスティ──うわぁ...。」



ボスティアの首が胴と離れ、頭に付いている自慢の角はボロッボロになっており、その目からは涙が流れている。...一体私は何をしたんだ...。



───なむなむ...



何をしたらボスを泣かすことができるのか分からないが、余りにも酷かったので、冥福を祈っておく。そして、周りにも目を向けてみると、ボスティアよりも酷い状態だった。

ボスティアのように五体満足になっていない死体ばかりだ。四肢が揃っていても、首が無い個体があり、逆もまた然り。そして、この屋上に所々にある()()の灰。ここら辺で燃える物といえば...鹿しかいないだろう...。



「...とりあえず全部インベントリに...。」



損傷が軽いものから思わず目を背けたくなるものまでその全てをインベントリにしまう。



「...私じゃない私がこれだけを倒したってことは相当レベルも上がってるんだろうなぁ...。」



なんとも言えない罪悪感を感じながら、私はステータス画面を開く。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【名前】アヤネLV.☆☆12

【種族】焔龍人(封印状態・弱→解放状態)

【職業】鍛冶師LV.☆1→☆3

【状態異常】正常


HP:4500/4500(4500)【18000】

MP:2400/4100(4100)【16400】


STR:9010(90+3514)【540600】

VIT:25(20)【100】

DEF:25(20)【1000】

AGI:1181(100+845)【47250】

INT:305(20+224)【1220】

DEX:871(90+607)【3485】

MND:25(20)【100】


【スキル】《鍛冶LV.☆2→☆4》《剣術LV.☆4→☆☆1》《身体強化LV.☆3→☆9》《採掘LV.5》《伐採LV.2》《木工LV.6》《鑑定LV.☆》《錬金術LV.9→☆1》《錬金鍛治LV.☆1→☆3》《焔龍の力LV.3》《刀術LV.1→8》《刀堂流刀術LV.1→☆2》


SP:78


【装備】葉狼セット、黒狼王の魔刀、黒狼王の魔短刀


【称号】『葉狼を撃破した者』『地獄の討伐者』『焔龍の力を持つ者』『獄狼王を撃破した者』『憤怒のレイドボス』『第1回イベント覇者』

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「うわぁ...。」



おっと、本日2度目のうわぁが出てしまった。龍化したらとんでもない事になるよこれ...。でもまぁそんな状況にしない為にももっと刀の研鑽を積まないとね...。



で、今までずっと目を逸らしてきたけど、もう無理だ。



「...アイリス...。」



私の目の前で跡形もなく消えてしまったアイリス。唯一残った刀も、私が彼女の為に造ってあげた物だ。私は彼女を守ることができなかった。なんであの時止めに行かなかったのか。1度考え出すと、ずっと同じような思考ばかりが頭を巡る。



「うんっ!きっとまた会えるよねっ!とりあえず外に出ようかな。」



泣きそうになりながらも、一先ずは試練の塔の外に出ることにした。



────────

────



「で、これはどういう事なんですかねぇ...?」



「だからここにいねぇって言ってるじゃねぇか!!」

「そう言われましても、アヤネさんがここにいることは分かっているのですよ。」

「ま、まさかストーカー...!?」

「え、えぇ...まぁ否定はしません...。というかできません...。」



外に出ようとすると、外から叫び声が聞こえたので、引っ込む。どうやら私を探しているようだ。



はぁ...なんでこう色んな目に遭うんだろうか...。



うへぇ...計算だるかった...。

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