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第174話 これはまた...?

祝☆200話!!!ヽ(*´∀`)ノイェ-イドンドンパフパフ



特にこれといってやることはしませんがこれからも頑張って投稿していきますので末永くよろしくお願いします!



「...最近襲ってくる人多くない...?」

「そうだねぇ...。」



いつの間にかいつもの装備に着替えていたすずの言葉に相槌を打つ。でも、今回ばかりは助かった。危うく息切れで死ぬかと思ったよ...。



「それで?一体貴方は誰ですか?」

「ふんっ。今から死ぬやつに教える名前などない。」

「やっぱり天獄の章ですか...。」

「な、なぜ分かった!?」

「......やっぱり天獄の章ですか...。」

「っ!引っかけやがったな!」



急に襲ってくる人に関係すると言えば天獄の章くらいしか思いつかなかったから言ってみたら本当にそうだった。でもなんで私たちを襲撃しにきたんだろう?私たち何かしたっけ...?って思ったけどあの戦争?を止めたの実質的に私たちだったわ...。



「ま、まぁバレてしまったのならそれでいい。その命...俺が貰い受ける!」

「くるよ!」

「うん!」



──タタタンッ!タタンッ!



会話を切り上げ、急に動き出す男。その男が投げてきたのは針。今は部屋の中なので、刀を振り回すと家具に当たったりして危険なので避けるにとどめる。避けた針は床や壁に当たったが、これでは床や壁が悪くなってしまうのでなんとか外で戦いたいものだ...。すずも同じように感じているらしい。



「侵入者さん外で戦いませんか?」

「だが断る!!《追尾針》!」



──シュシュンッ!!



今度は避けた針が光が屈折するようにカクカクと曲がって追尾してくる。当たりそうになった物を刀を小さな動作で弾き飛ばしてみれば、その針は床に落ちたままピクリとも動かなくなった。どうやら1度攻撃を受けると...と言うよりは衝撃を受けるとその魔法が切れるようだ。



「《サンダーフィールド》」

「っ!?」



すずの一言でこの部屋が電気に包まれる。床だけじゃなくて、壁や天井もだ。



「これで思う存分楽しめるわね!《サンダーバースト》!」

「ぅぐっ...!?」


天井から床に向かって無差別に落とされる雷。男は一部受けてしまったようで、痛みに悶えていた。

ちなみに、雷による床の傷などは特にない。なぜなら、床に張り巡らされた電気がその衝撃を吸収しているからだ。だからすずはさっき、思う存分楽しめると言ったのだ。



「...分が悪いな。1度引かせてもらうぜ!」

「逃がさないよ...。」

「なっ!?」



──ドゴッ!!......バリィィィンッ!!!



男のがら空きな背中に回り込んで、体を掴んで窓に投げ飛ばす。その衝撃で窓は割れてしまったが、それは後で考えることにして、私も窓の外に吹き飛ばされた男を追う。



「ぐ...ぅっ...!がふっ...!」

「降参してください。」

「っ...断る!」

「じゃあ冒険者ギルドに突き出します。」

「...。」



まともに受け身をとることが出来なかった男は2階の高さから落ち、背中で地面を抱きとめたので、相当のダメージが入った事だろう。それに対し、私は綺麗に着地し、男に刀を向けている。

この状況でまだ抵抗しようとする気は流石に無かったようだ。



「お前はいつか殺される...。俺は失敗したがな。」

「...。」

「あや。そんなやつの言うことは放っておきなさいな。あやのことは私が守るわ!」

「すず...。」

「でも窓ガラス割ったことについてはまた別ね?」

「すみませんでした!」



その後私たちは冒険者ギルドで男を突き出し、窓ガラスの割れた家でログアウトしたのだった。




これはまたお仕置ですね。

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