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第157話 スキル




「ま、魔物!?なんでここに!?」

「ギュッ?...ヂュゥゥウ!!!!」



鍛冶場から出ると、何故かそこには現実じゃありえないほど巨大なリスがいた。そうは言っても1m程度だが、それでも魔物なので普通の人からしたら脅威的なのは変わらない。



「とりあえず倒さなきゃ...。」

「ヂュゥゥウ!!!!」

「ぅおっと!危ない!」



───ギキギギンッ!!!



急に目の前から石礫が飛んできたので全て弾いた。これくらいなら重さのある刀でも十分余裕を持って弾ける。だが、フォルマナ大迷宮の中ボス戦では()()の比にならないほど沢山の魔法が飛んできた。これは早めに短刀でも造らないといけないなぁ...。



「ヂュッ!?」

「ごめんね。」



──スパンッ...



こちらに突進してきたリス型の魔物の首をロックオンし、避けながら絶妙な速度で刀を振るう。



「ヂュ...ア...?」



抵抗がないかのようにスパッと斬れたリス型の魔物の首がずれ落ちる。



───チンッ...



「ふぅ...って誰もいないなぁ...。さっきまで普通だったのに...。まぁ魔物が出たし逃げるのも当然だよね...。」



辺りにはもうすでに人影すらない。思えば鍛冶師ギルドを出る時もギルドマスターがいなかったような...?



「...過ぎたことを気にしてても意味が無いし、これからどうするかを考えよう...。」



気持ちを切り替え、これからすべきことを考える。



「...そういえば火事も酷くなってない...?これも魔物が出たから...?」



十中八九あの天獄の章っていう組織が関係しているだろう。ならばどうすればこの事件を解決できるのか...。そんなの決まってる。



「......フォルマナ大迷宮に行こう。」




そう決意した私はフレンドチャットですず達にフォルマナ大迷宮に行くことを伝える。...これでよし。



「はぁぁぁぁ...。どうしてこうなったかなぁ...?」



こちらのロリも1人愚痴を吐くのだった...。



─────────────────────




「くっ!魔物が多すぎる!!」

「ギシャァァァア!!!!!」

「ピポピプポポペピパパプ!!!」

「なんて!?」



──スパパンッ!!



「ギヂュゥゥゥ......。」

「パパポペ...ペプピポ、ポプ......。」



これで何度目かという魔物を斬り伏せる。もう軽く30体は倒した。さぞレベルもたくさん上がっていることだろう。フォルマナ大迷宮に行きたいんだけど、これじゃあ1時間ぐらいかかりそうだなぁ...。

パッと見だけでもフォルマナ大迷宮に続く門までの大通りには無数のモンスターが蔓延っている。



『スキル獲得:《──術》・・・《剣術》の上位スキル《刀術》から派生』

「んぇ?」

『名前を決めてください』



急に目の前に現れた文字。どうやら私はスキルを獲得したらしい。ちょっと《鑑定》で見てみよう...。



■■■■■■■■■■

【名前】《刀術》 消費MP:技による。

【効果①(LV.1)】刀専用のアーツをレベル上昇する時に付与する。


【効果②(LV.5)】アーツの消費MP減少(小)。


【効果③(LV.☆)】刀による通常攻撃のダメージ上昇(中)。



LV.1:AGI+25

■■■■■■■■■■

【名前】《──術》 消費MP:技による。

【効果①(LV.1)】刀専用のアーツをレベル上昇する時に付与すると共に刀堂流の技を出しやすくすする。


【効果②(LV.5)】MPを必要な量消費して刀を振るうと新しいアーツとして登録可能になる。そして、アーツの消費MP減少(小)。


【効果③(LV.☆)】刀による通常攻撃のダメージ上昇(中)。稀に攻撃を当てた相手に状態異常:出血を与える。



LV.1:AGI+30

■■■■■■■■■■



な、なるほど...?あ、そういえばジークフリートさんが《変身》を手に入れたって言ってたっけ...?こんな感じだったんだねぇ...。



「名前...名、前...かぁ...。私はどうせネーミングセンスがないからねぇ...。ここは安直に《刀堂流刀術》でいいと思うんだけ──」

『新スキル:《刀堂流刀術》を獲得しました。』




早いよ...。




待望(?)のスキル化!

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