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第148話 電人電人電人〜!!




「...うぇぇぇ...何これ...気持ちわる...。」



虹色の膜を通ると、変な感覚がした。まるで脳を強制的に上下前後左右グルグル回されてるかのようだ。...いや、ちょっと何言ってるのか私にもわかんないや。要するに頭がおかしくなるほど気持ち悪いって事だね...。



因みに、新しいスキルである《電人》は今日完成したばかりだ。《雷人》が《メタルの底力》と統合され《雷・メタルの反撃》になっちゃったから《雷人》が使えないんだよね。じゃあ《雷・メタルの反撃》を使えばいいじゃんってなるけど、これも使ったばっかりでクールタイムも現実世界で7日ととっても長い。だからその弱体化版でもいいから繋ぎのスキルが欲しかったんだよね。



■■■■■■■■■■

【名前】《雷・メタルの反撃》


消費MP:全て


【効果①(LV.1)】自分の体をその都度『金属』か、『雷』に変化させることができる。

・『金属』形態:全身が銀になり、クリティカルを含め、使用者が受けるダメージが2になる。ただし、足が少しだけ遅くなる。

・『雷』形態:全身が雷になり、スピードがとてつもなく速くなる。そして、物理ダメージを無効化し、魔法ダメージを倍増させる。


【効果②(LV.1)】HP、MPを除く7つのステータスのうち、選択した6つのステータスを0倍にし、HP、MPを含む残りの3つのうち、選択した1つのステータスを600倍にする。


【効果③(LV.1)】消費MP400につき1つ、自身の背後に雷玉が浮かぶ。なお、雷玉は1つ消費する事で[天雷]を発動することが出来る。これは『金属』『雷』どちらの形態でも発動する。


【効果④(LV.1)】その場に留まった時、ダメージを受ける。これは『金属』『雷』どちらの形態でも発動する。


【効果⑤(LV.5)】

・『雷』形態時:雷属性に関するあらゆるものの性能が上昇する(大)。

・『金属』形態時:MP効率が上昇する(大)。


【効果⑥(LV.☆)】相手に雷属性の攻撃を当てた時、次に使う技の威力が上昇する(小)。重ねがけは最大5回まで。



LV.1:INT+50


※使用後、現実時間で7日間使用不可

■■■■■■■■■■


これが元にした《雷・メタルの反撃》。これを改造したら《電人》になったんだよねぇ。



■■■■■■■■■■

【名前】《電人》


消費MP:3000


【効果①(LV.1)】自分の体を電気にするが、完璧では無いため、半人半電である。

『半人半電』状態:全身の一部が電気になり、スピードが少しだけ速くなる。そして、物理ダメージを半減させ、魔法ダメージを1.5倍させる。


【効果②(LV.1)】HP、MPを除く7つのステータスのうち、選択した1つのステータスを0倍にし、HP、MPを含む残りの8つのうち、選択した1つのステータスを10倍にする。


【効果③(LV.1)】消費MP300につき1つ、自身の背後に電玉が浮かぶ。なお、電玉は1つ消費する事で[放電]を発動することが出来る。


【効果④(LV.5)】雷属性に関するあらゆるものの性能が上昇する(小)。


【効果⑤(LV.☆)】相手に雷属性の攻撃を当てた時、次に使う技の威力が上昇する(極小)。重ねがけは最大5回まで。



LV.1:INT+40


※使用後、現実時間で3日間使用不可

■■■■■■■■■■


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【名前】[放電] 消費:電玉1個


【説明】かつて存在していたボルテール族が使用していたと言われている技。この力は創造神である龍神に与えられたものであったが、普通の雷よりも威力が段違いに高い為、ボルテール族は人類の敵として闇に葬られてしまった。だが、この力は[天雷]には遠く及ばない。

□■□■□■□■□■



どうかな?私としては普段使いとして優秀だと思うんだけど。マーリンと2人で開発した技だから早速使えて嬉しいな。え?ふーりん?...羨ましそうな目でずっとこっちを見てたけど邪魔はされなかったよ...。



──────

───



「...うわっ...とぉ......!」



──ドスンッ!!



気持ち悪さが治まってきたと思ったら目の前に壁が現れたので咄嗟にガードする。



「え...?床...?」



どうやら私がぶつかったのは壁じゃなくて床だったらしい。立ち上がって服に着いた埃を払うと周りを見渡す。



「.........檻...?」



私がいたのは檻の中だった。血の気が引くのが分かる。閉じ込められたかと焦った私は檻の扉を見てみると、微かに空いていた。



「...よかった...。それにしてもなんで空いてるんだろう?」



檻から出る前にちらりと外を見てみる。誰もいない。



「...あや。待ってて。」



──バヂヂヂヂヂヂッ!!!



走ってみると、アスリートの人に比べると走るのが速い。多分オリンピックにでたら金メダルだ。

そのぐらいのスピードでひたすら走り回っていると、ドッタンバッタンと騒がしい部屋の前まできた。



目の前までくるとシーンとしたので僅かに空いた隙間から除くと私が探し求めていた愛してやまない衰弱しきったあやがどこぞの馬の骨に襲われそうになっていた。



「───そこまでにしなさい!」



「...すず......。会いたかっ──」

「──手を出して良いのは私だけなんだから!!」

「──たと思ったけどそうでもないかも...。」




ようやく出会えた私のお嫁さん。馬の骨にはここで退場してもらおうかな...。ふふふ...。





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