第12話 キマシタワー建設...?
ブックマーク登録1000件ありがとうございます!!作者の妄想でこんなの読みたいなぁって思って見切り発車で書き始めた話が沢山の人に読まれるなんて思ってもみなかったのでビックリしてます!
そして今回はイチャイチャ回。
こうなるとは思っていな...くは無かったけど。
「う、うぅん...?」
「あっ、起きた?」
「えぇと?」
「さっきはごめんなさい。私はこの冒険者ギルドで解体を専門にしてるニーナっていうんだ。よろしくね!」
「あ、私はアヤネといいます。よろしくお願いします。」
「「......。」」
なぁーんで膝枕で挨拶なんてするかなぁ!?
お陰で気まずくなったじゃんか!
「え、えっと...起きれそうかな...?」
「は、はい。」
私は高校生にもなって膝枕をされていたことに赤面しながら立ち上がる。
「改めまして、ニーナといいます。よろしくね!」
「....。アヤネです。」
「...で、今日は何をしにここに来たのかな?」
「......。」
「え?あ、あぁ!解体を教えて欲しいって言ってたわね!あはは!」
ニーナさんはちょっと慌てすぎかな?
「さっきも言ったけどいいわ!教えてあげる!」
「本当ですか!!」
「えぇ!」
「ありがとうござ──」
「その代わり。アヤネちゃんを愛でさせてちょうだい!!」
「へ?な、何でですか?」
「いやぁ、対価は貰わないとじゃない?」
「...。」
まじですか...。
あっ!でも、さっき...
「でも、さっき私をハグで気絶させましたよね??」
「うぐっ!」
「苦しかったなぁ〜!もしかしたら死んでたかもなぁ〜!!」
「うぐぐっ!!わ、分かったわ!!」
「おっ?」
「そんなにやられたいんなら早く言いなさいよね!」
「そうそうタダに.........え...?」
「...。ジリジリ」
「ちょ、ちょっと待ってください?」
「......。ジリジリジリ」
「あ、あの...?ニーナさん?」
「.........ジリジリジリジリ」
「「...。」」
「せ、戦略的撤たぁぁぁぁいっ!!」
「逃がさないわよ!!」
ガシッ...。
は、速すぎる...!?
「あぁ、一応私、ここのギルドマスターもやってるからそれなりにレベルは高いのよねぇ...?ニヤニヤ」
「ちちち、ちなみにお幾つですかぁ...??(震え声)」
「30」
「30!?」
30と言ったらレベルMAXじゃないですか!!??
「あ、ちゃんと進化したハイヒューマンのね。」
「ハイヒューマン...?」
「そこからなのね...。そこも教えてあげるわ。」
これはもしかして、逃げれ──
「後で教えてあげるわ。」
「あ、あぅ、ぁぅぅ...。」
「やっ!ど、どこ触っんにゅっ!?」
「ここがええんか??ここがええんか???」
「や、やめへぇ...!」
────
──
「は、激しかった...。」
「可愛かったぁ...。ツヤツヤ」
あの後物凄い勢いで頭を撫でられ、頬っぺをムニムニされた...。
「さて!教えるわね!」
「はい...。」
「ハイヒューマンは、簡単に言うと人族、ヒューマンの進化系よ。
進化はヒューマンのレベルが最大、つまりレベル30まで上げきると進化が出来るようになるの。
で、ハイヒューマンはあくまでも進化先のひとつでしかなくて、その他にも条件を達成すると解放される種族、進化先があるかも?
さらにさらに!過去に人族から神族になった例があるんだよ!」
「神族って神ですか?」
「えぇ!そうよ!私は普通に進化しちゃったけど、その人は多分特定の何かを世界で1番極めたから神族になったんじゃないかなぁって私は思ってる。」
「なるほどぉ...。」
「話は戻すけど、進化してさらにレベルを最大まで上げた私はステータスが高いのよ。」
「納得しました。そりゃあ勝てるわけありませんでした。」
「うんうん。って解体を教えなきゃ行けないわよね!堪の...ゲフンゲフンッ楽しめたからタダで教えてあげるわ!」
「...。ありがとうございます。」
「で、早速だけど、何を解体したいの?───」
────
──
「ありがとうございました!早速やってみます!」
「いいのよ〜。また何かあったら言ってね!」
「はい!」
「あっ、そうだ!......これあげるわ!」
そう言って貰ったのは解体新...解体書。パラパラと捲ると色んな魔物の解体の仕方が書いてあった。
さっきニーナさんに渡した解体のお手本は私が狩って、残しておいたフォレストウルフ。
リーフェルは自分でやるって決めてたからね。
ちなみにすずが「あやが倒したんだからあやが持っていきなよ!」って言ってきたからリーフェルは有難く貰った。
リーフェルはフォレストウルフと大きさが違うだけで構造はほぼ一緒。
大きな違いは葉っぱが付いてるか付いてないかだけ。
リーフェルをインベントリから出すとニーナさんに驚かれた。
「これは1人で狩ったの?」
「いえ、親友と2人で狩りました。」
「へぇ?凄いじゃん!」
「そうですか?...ありがとうございます。」
「あ〜もう!可愛いなぁ!!」
「ぇ?きゃあ!?」
この後めちゃくちゃ愛でられた。




