第119話 仲間になりたそうにこちらを見ている
作者は高校生でしてねぇ...。指定校推薦取ったんですよ。はい。で、面接が無いのも良かったし、テストも数学だけなのも良かったんですよ。でも志望理由書1000文字ってだるくないですか...??書くこと無さすぎて...
いやね?作者も毎日1500字とか書いてますけどそれとこれとは話が別って言いますか...。
という唐突な作者の愚痴でした。はぁースッキリちゃん(◜ᴗ◝ )(現実逃避)。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
【名前】グリーンスライムLV.38 状態:正常
【弱点】核
【苦手属性】火
【説明】スライムが緑色の葉を食べ続けたことにより突然変異した姿。風魔法と土魔法を使用してくる。
HP:2540/2540
MP:483
STR:452
VIT:871
DEF:665
AGI:165
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
「...うーん...?」
どう見ても弱い...よね。これでもLV.38にしては強い方なのかな...?...分からない。だけど、最近戦ってきた魔物達よりはだいぶ弱い。
「...弱いわね。」
「...せっかく言わなかったのに。」
「まぁ事実だしね。」
「それはそうだけど。」
「───!!」
「ふっ...!」
グリーンスライムがプルプルと震え出すと、スライムの周りから鎌鼬が発生する。
こちらに向けて放たれた鎌鼬を風の音を聞き、斬り裂く。
「...いつ見ても規格外だよねあやは...。」
「そう?」
「そうなの!」
「ふーん?」
「貴女はもうちょっと自覚をだな...」
「ねぇねぇあのスライム逃げてなイ?」
「「え?」」
さっきまでスライムがいた場所を見る。が、そこにはもう既に何もいなかった。周囲を見渡すと、ゆっくりと逃げているグリーンスライムの姿が...。くっ...可愛い...!!
「《サンダーボル──」
「ま、待って!」
「t──え?どうしたの?」
「...逃がしてあげない?」
「はぁ?なんでよ。」
「...可愛い...ゲフンゲフン可哀想だから!」
「はぁ...あやの気持ちは良く分かったよ。うん。好きにしたら?」
「ありがとうすず大好き!」
「ぐふぉっ...!!!」
急に鼻を抑えるすずだが、私は少しだけ心配し、スライムのことを見る。
すると、スライムはいつの間にか私の足元に移動していて、こちらをじっと見つめていた(見つめているように見えた)。
《テイム成功!──仲間にしますか?》
「は?」
「......ふぅ、ふぅ......ど、どうしたの?」
「なんかテイム成功って出たんだけど...。」
「はぁぁぁぁあ!!?!?!??」
「うひゃん!!」
「あ、ごめ...。」
「ううん。大丈夫。」
「そっか。ごめんね。...とりあえず考えてみようか。」
「うん。」
近くの大木の根元にすずが用意していたシートを敷き、そこに座り込み、膝の上にスライムを乗せる。
「うーん...どうしようか...。」
「魔物の餌とかどうやって用意すればいいか分からないしねぇ...。」
「お金もかかりそうだし...。」
そんな訳で暫くスライムを撫でながら考えた結果、仲間にしないことに決めた。命を背負う訳だからね。私には荷が重いのです....
「...バイバイ。」
「────......。」
ぷよぷよと形を変えながらその場を去っていくスライム。
...心做しかその背中はとても哀愁漂う姿だった。
───────────────
──ボクがよわかったのがいけない。
──よわかったからともだちになれなかった。
──よわかったからボクはしにかけた。
──ボクがよわいのがいけないのだ。
核の中をぐるぐると無限に回る思考。
──ならもっとつよくなればいい。
──だれにもまけないつよさをもつ──に。
──そしたらこんどこそともだちになってくれるかな?
──ボクがあのこをまもりたいんだ。
普段の姿から想像出ないほど早く結論をだした──の行動は早かった。
─────
──
...時間は過ぎ......
『ついに手に入れた...これがボクの体?』
透明感のある白い肌に緑色の髪と目の美少女はとても嬉しそうな笑みを浮かべる。
無防備にしている魔物の首を鎌鼬で狩り続けるという地味なことをひたすらと続けてきた──は進化を繰り返し、フィールドボスにまで成り上がっていた。
『...ふふっ...待ってて。こんどこそ友達になろうね...?でもまだまだ足りないかもしれない...。もっとがんばらなくちゃ...。』
1人と1匹が再会を果たすまで...
ひたすらと....
...良くも悪くも単純な子という訳ですね。




