第114話 憤怒VS嫉妬
『...さて、無駄話はここまでだ。』
「...ぅ...。」
だよね...。逸らしたつもりだったけどそう簡単には行かないよね...。
『〜〜♬〜♩︎〜〜〜♪︎〜〜♫〜』
「ん?特に何も感じないが...。」
『当然だろ〜♪︎私が味方だと思っているのは〜♬アヤネだけ〜♪︎』
「あ、替え歌もOKなのね...。」
「あっ...んぅ....!な、なんか...!体が熱い...!」
「「っすぅぅぅぅぅぅ...!!!」」
凄く体が熱いよぉ...。あの2人大きく息吸ってるけどなんであの2人は平気なのぉ...?
「...このゲームって健全だよな?」
「...そのはずだけど...。」
『龍化したら〜♪︎楽になるよ〜♪︎』
「んぇ...?で、でもぉ...つ、使え...ないはず...だけ、ど?」
『良いから〜♪︎使ってみて〜♬』
「...なぁスズカ。」
「...なんですか?」
「嫌な予感しかしないんだけど俺逃げていいかな?」
「奇遇ね。私も逃げたいと思っていたのよ。」
「なんでぇ...?なんで逃げるのぉ...?」
「うっ...!」
「ちょっ!スズカ!止まるんじゃねぇ!」
「やっぱりここに残るわ!」
「いいから逃げるぞ!」
「ちょっ!?離して!?」
「はぁ...はぁ...い...ちゃった...。」
『あらあら〜♬置いて行かれちゃったね〜♪︎』
すずはヨイチマルさんに手を引かれ、外に逃げた。寂しい...。けどこれで楽になれる...よね?
「.........《龍の......力》...。」
──ブワァッ!!!!!
──ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!
──────────────
涼香side
ヨイチマルさんに手を引かれ、遺跡の外に出た。
「...なんでですか。」
「...ここで死んだらアヤネが気負うだろ。」
「...。」
確かにそうだ...。でも...
────ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!
「「っ!?」」
遺跡が中心から崩壊していく。中心と言えばさっきまでアヤネと一緒にいたところだ...。
「あや...。」
『フハハハハ!よくも私の家を壊してくれたなスカーレットよ!!だが!それ以上に私は嬉しいのだ!ようやく!ようやく会えたなスカーレットォォォ!!!!』
「グォォォォォォオ!!!」
崩壊した遺跡から出てきたのは逃げ惑うオサケマン達と嬉しそうに興奮しているマリエスタ。そして、自身の体から発せられる熱で海水を蒸発させながら飛んでいるスカーレット。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【名前】アヤネ(憤怒の焔龍王スカーレット)LV.☆21→25(上限解放済み)
【種族】龍人(龍化中)
【職業】鍛冶師LV.☆1
HP:14800/14800(3700)
MP:14200/14200(3300)
STR:240750(80+1525)
VIT:50(10)
DEF:500(10)
AGI:4000(80)
INT:725(10+135)
DEX:2491(80+439)
MND:50(10)
【スキル】《鍛冶LV.☆2》《剣術LV.☆2》《身体強化LV.☆1》《採掘LV.5》《伐採LV.2》《木工LV.6》《鑑定LV.☆》《錬金術LV.9》《錬金鍛治LV.☆1》《龍の力LV.2→3》
SP:63→83
【装備】葉狼セット、黒狼王の魔刀、霊斬丸
【称号】『葉狼を撃破した者』『地獄の討伐者』『龍の力を持つ者』『獄狼王を撃破した者』『憤怒のレイドボス』『第1回イベント覇者』
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『こりゃ凄い!昔と比べるとだいぶ弱くなってはいるが...脳筋なことには変わりないのだな!』
「グオオオオオオ!!!!!」
「...ヨイチマルさんって鑑定持ってます?」
「...一応な。」
「...あやのステータス見て貰えません?」
「...見たらきっと後悔すると思うん──」
「見なさい。」
「......はいはい。」
「...どうでした?」
「...あの絶海皇が言ってた通り凄いぜ...。」
「そ、そんなに凄いの...?」
「あぁ...なんなんだよSTR24万って...。」
「はぁ!?」
STR24万って桁が違うんだけど...。
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【名前】『龍の力を持つ者』
【効果】常にSTR2倍し、龍になった時、STR、AGI、DEFを10倍する。
【取得条件】龍人に進化する。
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【名前】『憤怒のレイドボス』
【効果】レイドボスになった時、STRを6倍し、HP、MPを含む他のステータス全てを4倍する。
【取得条件】憤怒と名のつくレイドボスになる。
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【名前】『第1回イベント覇者』
【効果】HP、MPを除く全ステータスを1.25倍する。
【取得条件】第1回イベントで優勝する。
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とりあえず称号を載せときます。
○ステータス○
STR:240750(80+1525)と表記されていますが
STR:称号も合わせた実際の値(基本値+スキルのオマケ値)となっています。
○スキルのオマケ値○
スキルのオマケ値とは、スキル所持者にオマケで付与されるステータスのこと。
《鍛治LV.1》:STR+20(LV.1毎に+5)
《剣術LV.1》:STR+25(LV.1毎に+7)
《身体強化LV.1》:STR+25(LV.1毎に+7)
《採掘LV.1》:STR+10(LV.1毎に+3)
《伐採LV.1》:STR+10(LV.1毎に+3)
《木工LV.1》:DEX+10(LV.1毎に+3)
《鑑定LV.1》:INT+10(LV.1毎に+3)
《錬金術LV.1》:DEX+15(LV.1毎に+4)
《錬金鍛治LV.1》:STR+15、DEX+15(LV.1毎に+4)
《龍の力LV.1》:STR+50(LV.1毎に+14)
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《鍛治LV.☆2》:STR+350
《剣術LV.☆2》:STR+487
《身体強化LV.☆1》:STR+410
《採掘LV.5》:STR+30
《伐採LV.2》:STR+13
《木工LV.6》:DEX+45
《鑑定LV.☆》:INT+135
《錬金術LV.9》:DEX+159
《錬金鍛治LV.☆1》:STR+235、DEX+235
《龍の力LV.3》:STR+92
《鍛治》で例えると、《鍛治》には(LV.1毎に+5)と書かれています。
LV.1→20
LV.2→20+5
LV.3→25+10
LV.4→35+15
LV.5→50+20
LV.6→70+25
LV.7→95+30
LV.8→125+35=160
と、このような感じになります。(LV.1毎に+7)の場合、足されていく数が7の倍数になります。
はぁ...計算めんどくさかった...。
てかSTR24万ってさすがにやり過ぎだよね...。称号書いた時は計算もせずに6倍とか10倍とか決めちゃったけどまさか10万を超えるとは思いませんでしたよ...。




