表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
121/798

第103話 霊衆を率いる者 アイリス



真っ黒焦げになったクルワセバナ。クルワセバナが操っていたイノシシ達は目が正常に戻り、温厚な性格になった。

私達はお花畑の中に座り込み、アイリスを私の膝に乗せる。






──ピクッ...



「「あっ!」」

「...よいしょっと...!」



私の膝の上で寝かせていたアイリスが起きた。



「アイリス大丈夫...?」

「うん!さっきは急にごめんネ?あれには訳があってネ...。」

「そうなの?」

「うん。あの時私は人形から出てたんダ。」

「「えっ?」」



自由に出入り出来るものなの?とか思いつつも、アイリスの話を聞く姿勢になった。



─────

──



私達2人は無言でアイリスの話を聞いていた。


アイリス曰く、刀達を動かしたのは周りにいた霊だったそうだ。なぜ霊達がアイリスの言うことを聞くのかというのはアイリスの過去にあった。


アイリスは死んだ時からずっと浮遊霊として彷徨っていたけどその最中、死んでしまって落ち込んでいる沢山の霊の話を聞いて、「一緒に来ない?」と霊の仲間たちと旅していたらしい。どんどん増えていって、遂には100人を超えていた辺りで呪いの人形に吸い込まれてしまったとのこと。

100人の霊達はその後、アイリスが取り憑いたアリスちゃんの周りでずっとボーッとしていたらしい。


そんなことがあったからか、アイリスは霊達の間ではお姫様として扱われているのだそう。...お姫様と言われていると言ったアイリスは凄く恥ずかしそうに顔を俯かせていた。かわいi──


「彩音ちゃん...??」

「ひっ...!?」



...こほん。えー。話を戻すと、何百年も一緒にいたせいか、アイリスの思っていることを霊達は正確に把握し、霊達が憑依した刀を動かしていた際に連携できていたのだという。これに関しては凄いとしか言えない。だって10人がそれぞれ初めて持った(?)武器で他の霊とぶっつけ本番で連携するんだよ?私なら無理だ。それほど何百年という月日による絆は凄いものだ。霊達は強いなぁ...。...私もすずと──


「大丈夫だよ。」

「っ!」

「私達、ちゃんと繋がってるよ。」

「.........うん。」



なぜかすずも同じことを考えていたらしい。...確かに心が繋がってそうだ。



で、そんな彼女達にも天敵はいる。教会関係者だ。その人たちを見かけたら近寄らないようにしているらしい。神聖な雰囲気があって近づきすぎると勝手に成仏してしまうらしい。

これで話は全部かな?あ!あとアイリスが人形を自由に出入りできる理由は善霊だかららしい。元々悪霊を操る為に作られた人形な為に善霊にはただの物と一緒らしい。霊達が刀に憑依するのと一緒だね。


だけどアイリスにとっての家でもあるから絶対壊さないようにする!って意気込んでた。



─────

──



アイリスの過去のお話が終わったあと、私達はゆっくり立ち上がり、辺りを見回して一言。



「「元の道どこ...?」」



すずと目を合わせながらそう言う。戦っている最中に私達が来た方向が分からなくなっていたのだ。どうしようか...。



「......まぁいつもの事よね...。」

「......そうだねぇ...。私としては改善したいけど。」



2人して遠い目をしながら空を見上げる。あぁ...空が綺麗だ...。




「ぉーーーい!...おーーーい!!」

「「?」」

「あ、これ私いたらやばそウ。」



現実逃避をしていると、少し離れたところから男の子の声が聞こえる。アイリスは男の子を見てインベントリに入れろと催促して来たのでインベントリに入れてあげた。



「誰だろう...?」

「さぁ...?」



声を発したと思われる男の子はこちらに走ってくる。うーん...どこかで見たよう...な...。



「アヤネさん!僕と結婚してください!!」

「...思い出した...。」



王都を出る前にお付き合いを前提に結婚してください!!って言ってきた男の子だ...。



「...貴方はまた雷を落とされたいようね...?」

「はっ!そ、そういうつもりでは...!」

「ま、まぁすず落ち着いて?」



これ以上男の子に詰め寄らないように抱きついてお願いすればすずはコロッと破顔する。...今度から困ったらこの方法を使おう。




彩音は簡単にそう思っていたが、涼香はそう簡単に捉えていなかった...。



「(な、ななななにあの上目遣い!!!可愛すぎだろぉぉぉ!!?!?!??!?!)」

「...すず?」

「はっ!」



顔が真っ赤になっているすず。戦闘疲れだろうか?



「大丈夫よ。」

「そう?」

「うん。」

「え、えっと...もう大丈夫そうですか?」

「あ、ごめんね?大丈夫だよ。」

「まず、なんで僕がここにいるかなんですけど...。」




男の子...チーかまくんは本当にたまたまここに居合わせたらしい。クエストを受けてこの森に来たらたまたま私達を見つけたらしい。


──何か怪しいな...。



そう思ったけど証拠も何もなく、筋は通っている...と思うので何も言わない。



でもなんか怪しいなぁ...。






...なんかタイトルがモ○ストのキャラ名みたい...。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ