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番外編 振られたあの人は今。

今回は短めです!...え?いつも短いだって?



...善処致します。



俺は今、最近話題になってるVRMMO──《セカンダリア・オンライン》をプレイしている。


ベータの時からやっててレベルは15。

最前線で攻略している攻略組、もしくはトッププレイヤーの1人として活動している。ちなみに装備は大剣だ。


これだけでも、結構キャーキャー言われる筈なんだけど、俺は言われない。


なぜなら見た目が厳つすぎるからだッ!!



《セカンダリア・オンライン》では髪の色と長さ、そして瞳の色しか変えられない。後は全部現実世界そのまま。

あっ、亜人族や魔族は別な?だって、亜人族は背がちょっと低くなったり、ちょっと耳が伸びたり、角が生えたりするからな。

で、何故変えられないかと言うと現実での体の動かし方の不具合を起こさないためだ。

因みに亜人族はまだしも、魔族は極端に変わる場合があるので、誓約書を書かされる。


まぁ、俺は人族だけどな。



話は戻すが、自分で言うのもなんだが、これでも性格は温厚な方なんだ。...だが見た目がッ!

そして、そのせいなのか周りからはちょっと避けられている...。


確かに趣味は筋トレで毎日筋トレしてるけど...!()()()()筋肉付きすぎたかなって思ってるけど...!



そんなある日、ある1人の女の子が神殿に現れた。


え?なんで神殿に居たのか...だって?



......死に戻りしたんだよッッ!!!なんか文句あるかッ!?



まぁいいや。でな、その子がめっちゃ可愛いのよ。それこそみんながみんな可愛いって言う程の。

真っ赤で燃えるような紅の流れるような髪と大きな瞳...。

真っ白で透き通るような肌に薄いピンクのぷっくりとした唇...。


いや、俺が言うと気持ち悪いな...。


まぁ、見た目は凄く可愛いかった。美少女だった。天使だった。


神殿に現れたその子にちょうどタイミングよく...シニモドリ(ボソッ)した俺はこの街を案内するって言う、名目でナンパしたんだよ。まぁ、振られたけど。


で、その子怖がらずに俺の話を聞いてくれたんだよ!まぁ、振られたけど!いやぁ!見た目だけじゃなくて中身もいいってサイコー過ぎるよな!まぁ、振られたけど!!


いい気分になった俺は街を出て、東の森──初心者の森と呼ばれる場所に向かったんだ。いつもの攻略組のメンバーと一緒にな!


何故一緒に行ったかというとあの森のBOSSを倒すためだ。

あの森にはBOSSは狼で、今までは負けていたけど、今なら行ける気がするって思ったから皆を連れて行ったんだ。...皆だるそうにしてたけど。


結果は勝利に終わった。

まさか、勝てるとは思わなかっ...いや思ってたけど!!

あのBOSSに初めて会った時は一対多で人数多い分圧倒的に有利だったのにいつの間にか逆転されていた。

だが、今回は奇跡が重なって勝てた。


あの子は天使じゃなくて勝利の女神だったんだ。そう思う出会いだった。



そういえば、俺は戦士だけど、あの子は見た目とはかけ離れた鍛冶師を職業としていた。

俺の武器も作ってくれってさりげなく言ったけど作ってくれるかな...?

たとえガタガタな武器でも俺は使うぞ!!





またどこかで会えたらいいなぁ...。








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― 新着の感想 ―
[良い点] 面白かった! 続き待ってます。
[一言] 何かメンドクサソウナ奴だな見た目が厳ついなら長ドスでとくれてやれば?(*゜Д゜) それこそ頭は鬼ゾリ、背中に彫り物、黒サングラスのヤクザスタイルならお嬢さんに近づくチンピラなんか一つ睨みで…
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