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Fox Tail ‼ ー綴樹秋斗の他愛のない日常ー  作者: 三原色みたらし団子
第一幕
7/38

七日目 きっかけは些細なことだった

話ごとの文章にばらつきがあるのは仕方ないのです。区切りのいいところで切ってますから。

決して今回が短い事への言い訳じゃないですからねっ!

 そもそも、僕が獣っ娘――特に狐っ娘萌えに目覚めたきっかけは僕の母親にある。

 子供の頃、母から聞かされた妖怪狐の説話おとぎばなし。山に棲む狐が人間の娘に化け、町に降りて色々な悪戯をしたり、人間たちと仲良くなったりするという物語なのだが、幼い僕はその狐娘に強く惹かれた。

 それから僕は、狐の妖怪や伝承について調べるようになった。小学校、中学校と図書室に入り浸って文献を読み漁り、高校生になる頃には、萌えの知識や思春期にありがちな妄想も手伝って一層狐っ娘の虜になっていた。当然友達は少なかったが、そんなことが気にならないくらいに狐っ娘に傾倒していたのだ。

 そんなときである。この神社を見つけたのは。

 その日は、ふと思い立っていつもと違う通学ルートを通っていた。新鮮な気分で学校へ向かっていたところ、森に紛れるようにしてひっそりと建つこの神社に目が留まった。

 時間的にも余裕があり、興味が湧いて足を踏み入れてみると、そこで僕を出迎えたのは一対の狛狐。「運命」という言葉の意味を、身を持って実感した気がした。

 引き寄せられるように僕は鳥居を潜り、気づいた時には言葉が口から出ていた。

「狐っ娘とお近づきになりたいです。なんとかしてください」と。

 それから昨日の朝に至るまで、この神社を訪れては祈願するのを日課にしていた、というわけだ。


つまり、出会いを求めるなら行動力と根気がいるってことですかね。

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