第17話:不気味な城と囚われた手品師達②
前回の続き。果たして事件の全容とは・・・!?
「ん・・・」
イブはある部屋で目を覚ました。すると、そこに縛られていたのは3番目の奇術師で書いた文字を一体化させる手品が得意なフォントと6番目の奇術師で武器を新しく作ったり、武器を帽子を使った手品で明け渡したりする手品が得意なソードル、7番目の奇術師でダイナミックな手品を使ったりする手品が得意なダイナルがいた。
「あら、あなた達!」
「久しぶり、イブちゃん」
「手品大会以来だね」
「まさか、こんなところで再会するとは・・・」
すると、出てきたのはある貴族風の男とその部下。男は言う。
「やあ、奇跡の奇術師の諸君。私はカルロス=イシニアだ。キミ達には、この国の人間悪魔化計画に協力してもらう!」
「!?」
「私は子供の頃、大変厳しい貴族の家庭で育った。父も母も使用人も私がどんなに頑張っても誉めてくれなかった。それどころか逆に関心を示さなかった。まるで悪魔のようにな。すっかり父に似た私はこう決心した。この国を悪魔化してやろうと!」
その会話をフルータが作った音符が人知れず聞いていた。その会話を聞いたハヤテは言う。
ハヤテ「まともじゃないな、あの貴族・・・」
フルータ「とにかく、急ごう!」
ハヤテとフルータが行く中、カルロスは四人の奇術師をある部屋に連れてこいと命令する。
「立て!」
「くっ・・・」
すると、イブがトランプを口で飛ばす!そのトランプは部屋の外まで飛ばされ、それがハヤテのところに届くことになった。
「!!イブのトランプ!あそこだ!」
「うん!」
ハヤテとフルータはその部屋のところに行く。イブを助けるために・・・!
次回、この話も終わりです。果たして・・・?お楽しみに!