第13話:ローリ町とアコーディオン奏者とフルートの奇術師①
今回は音が溢れる町で事件が・・・!?
三人(二人と一匹)は音楽が溢れる町、ローリにたどり着いた。ローリは音楽が溢れる町で、いろんな音を扱う奇術師も多数存在していた。三人はその宿に向かうためにローリ町を歩く。
「すごい町ね~。ここに「レインマジックハット」はないかしら?」
「とにかく、探すぞ」
「おー!」
すると、陰から一つのアコーディオンが聞こえてきた。
~♪~♪♪
「?誰?」
「あ!」
イブが何かを見つけると、そこには一つのピアノ・アコーディオンを持った少女がいた。その少女はイブとハヤテとヒトハを見て話しかける。
「あなたは・・・私はアコーディオン奏者のソフィーと申します。腕前はまだまだですが・・・」
「いや、お前の演奏、とても綺麗だった」
「私もそう思ったわ♪」
「僕もそう思う」
「ありがとうございます!」
「良かったら、あなたの演奏を聞かせてくれないかしら?」
「はい、いいですよ!」
ソフィーはこの世界の作曲家の「アレクシ・ソロード」の曲、「アコーディオンの子守歌変ニ長調」を弾く。その演奏は誰が見てもプロとして認める実力だった。それから数十分して演奏が終わった時、イブ達やそれを聞いた人達が感動して拍手をした。
「すごいわ、ソフィー!アコーディオン、とっても上手なのね!」
「テクニックもよくできてたな」
「ブラボー!」
「ありがとうございます!」
すると・・・
~♪
「?(フルートの音?これは・・・!?」
イブはそのフルートの音を聞いた瞬間に全員に声をかけた!
「みなさん!今すぐ逃げて下さい!」
「えっ!?」
「イブ!?」
「奴が・・・!」
すると、大きな鳥が現れた!その大きな鳥に全員がびっくりして逃げ回る。
「う、うわぁ!!」
「な、何!?」
「ピイイイイイ!!!」
「イブ!!」
すると、イブがその鳥に立ちはだかった瞬間、鳥は元の大きさに戻った。これには全員が困惑する。
「あ、あれ!?」
「どうしたんだ!?」
「・・・やっぱり、あなただったのね」
イブはその現れた人物を見る。その人物はフルートを吹いて、鳥を大きくさせた奇術師・・・
「七つの奇術師の一人でフルートの奇術師、フルータ」
「へっへっへー。久しぶり、イブ♪」
次回、フルートの奇術師、フルータの企みとは・・・!?お楽しみに!