第10話:トラゲイの町と手品大会①
今回はトラゲイの町に到着です!ちなみに私はツンデレな子が好きです。
イブ一行はようやく、トラゲイの町にたどり着いた。このトラゲイの町は「手品大会」が行われる場所の一つで貴族も少数ではあるが、このトラゲイの町に暮らしている。ちなみに「手品大会」は手品のパフォーマンスを競い合う大会だ。
「ここが手品大会が行われる場所のトラゲイの町ね」
「お前は出場するのか?」
「あったり前よ!ここで行かなかったら、七つの奇術師の名がすたーーー」
ドン!
「きゃあ!!」
イブと栗茶色のポニーテールの女性がぶつかった。栗茶色のポニーテールの女性は誤るが・・・
「あら、ごめんなさい」
「いいえ、こちらこそ」
「・・・!!?あー!!!」
栗茶色のポニーテールの女性はイブを見て叫んだ。すると、イブはこう言った。
「あら、マーニーじゃない」
「なんで、あんたがここにいるのよ、イブ!!!この七つの奇術師の5番目の私の邪魔をしに来たわけ!!?しかも、何度も!!」
イブとマーニーの口喧嘩を見たハヤテは思った。「子供の喧嘩しか見えない」と。ハヤテはヒトハに耳打ちする。
「なぁ、ヒトハ・・・このマーニーって女、イブと同等の奇術師なのか?」
「そうだよ。まあ、マーニーが七つの奇術師の仲間入りになったのはまだ数年前のことだけど」
「そこ、うるさいわよ!!」
「ビクゥ!!(こっわ~・・・!!」
ハヤテはマーニーのキツい態度に怯えていた。すると、イブはこう言った。
「はいはい、そんなことで怒るなら、ちょっとは手品の腕を上げる努力はしなさいよ。そんなことで私を恨むのは筋違いよ」
「お黙り!!もうこの際、七つの奇術師はどうでもいいから、私はあんたを倒す!!この手品で!!」
マーニーは指をパチンと鳴らすと、イブ一行の頭にクラゲが落ちた。落とされたハヤテは驚愕する。
「ぎゃあっ!!!クラゲ!!?」
「もう、こんなのは慣れたわ」
「うん・・・」
「これで終わりだなんて思わないことね!手品大会の時にこの私が優勝するんだから!!」
マーニーはそう吐き捨てた後、向こうに行ってしまった。これを見たハヤテは・・・
「何なんだ、あいつはー!!」
「あれが七つの奇術師の5番目の性格よ。まあ、可愛いけどね」
「もしかして、イブって、ツンデレフェチなの?」
「えっ!!?」
ヒトハの質問によるイブのツンデレフェチ疑惑を知ったハヤテは驚きのあまり、悶絶して一人でぶつぶつ言っていた・・・。
次回は様子。そして、その様子の中で事件が・・・!?お楽しみに!