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 冷たい床を頬の肌で感じる。周りの人の視線がとても気になるのに、気持ちとは裏腹に

体はピクリとも動こうとしない。開いたままの口からは掠れた呼吸の音がコヒューコヒューと

鳴っている。外ではけたたましくサイレンが鳴り響いている。


「大丈夫ですかー! 聞こえますかー!?」

 耳元で誰かの大きな声がしてとても不愉快だ。

「う・・・・・・うあ」

 聞こえますよ、と言おうとして初めて自分が声を出せないことに気づく。

お腹のあたりが暖かい。と同時に体の先から温もりが

消えていく。どうやら血が流れ出ているらしい。


 薄れゆく意識の中で、カメラのフラッシュの音が聞こえた気がした――。


初めて短編ではない小説を書いていきます。更新不定期、どうぞこの拙い文章にお付き合いください。

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