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永久  作者: 愛埜
about 13 years ago
10/31

4-2-1

『卒業、おめでとう。』

『ありがとう。』


 もう、桜吹雪のかな行われた卒業式は一昨日に終わっていた。

 なぜ日にちがたってからの言葉となったかと云うと、それは檜は相変わらず暇では無いから。

 こうして2人が顔を合わせるのは久方ぶりだった。


『・・・やっと小学校を卒業か。何か欲しいものとかある?』

『……ッ、物じゃ、ないけど。・・・望み、なら、ある。』


 少し黙った後、そうたどたどしく言いながら、顔を真っ赤にして口を噤む瑠維。

 その意味が解らない檜。


『ま、とりあえずあるんだろ。出かけるぞ。』


 どこへ、と聞かずとも行き先はわかっていた。


『うん』


 何かあるたびに足を運んだ、行くと何時も席は空けられていた。

 どんどん繁盛していく店。

 忙しく接客をしていても店内に入った瞬間、一瞬だけでも視線を返してくる檜の親友。

 そんな彼がいるあの店へ。

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