序章~神の試練~
昨日と違う喜びが、今日という新しいページに思い出を刻む。
それは、楽しくて、嬉しくて、甘いのだろう。けれども、いいことだけじゃなく、辛かったり、苦しかったり、悲しかったりと、ほろ苦い部分もある。
それはきっと、甘くてほろ苦い、チョコレートに例えられるだろう。
そしてそれを食べると、幸せになれるに違いない。
けれどもそれは、とても貴重で、きっと誰も食べることができない。私さえも、きっと・・・・・・。
だから、人々は幸せになることができない。そして、誰もが生きることにもがき、苦しみ、力尽きていくのであろう。
しかし、世の中の人々は言う。
”幸せだ”と――。
それはきっと、自分でそのチョコレートが作れたんだ。苦労を重ね、思いを込めて、作ったんだ。幸せだと思うのはきっと、作れたという証。そして、自分がココにいると実感するのだろう。
それで、人々が楽に、簡単に幸せを手に入れられないように、自分で作らせるために、神は私達にそのチョコレートを作らせるようにした。それを食べた人々を食べるために、試練を出したんだ――。
おはっとこんにちこんばんわ☆
妃です。このたびは、私の小説を読んでくださり、ありがとうございます。まだまだ、これには続きがあり、きっと読むのにあきると思いますが、面白いと思ってくださると嬉しいです。それでは、次回をお楽しみに。