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ドラゴニックな日々に花束を

森の奥でいくつもの爆煙が上がる。


二人がドラゴンと戦い始めてすでに二時間が経過していた。


「いや、長すぎる。どんだけ長期戦だよ」


アサリが竜の攻撃をかわしながら言った。


「致し方ないさ。ドラゴンの攻撃をかわす、防戦一方だからな!」


タラ子がの攻撃をかわしながら笑みを浮かべながら言った。


「いや、そんな爽やかに言える状況じゃないだろ」


「確かに、この龍強すぎるぜ!」


「どうでもいいが、ドラゴンなのか竜なのか龍か呼び方を統一しろ」


「間を取って龍神だな」


「どこの間を取ったら、神と化すのだ?」


タラ子とアサリは龍神の攻撃をかわした。


「しかし、そろそろ飽きてきたから、決定打を与えるとしないか」


「なんでお前の匙加減なんだよ。まあいいや魔法でしとめよう」


アサリが手のひらに魔力を集めながら言った。


「そういうのあるなら早く使えよ」


「ホントにな。ほら、下がれ」


「いや、私も!」


タラ子も手のひらに魔力を集め出した。


「いや、お前はできちゃダメだろ! 私が魔道士の意味が!」


「こう見えて魔道士系な令嬢だからな。これくらい朝飯前よ」


「なにそのニッチな系統。まあいい、魔力を合わせるぞ!」


「させるか! 全部ワシの手柄じゃ! くらえ!」


タラ子の放った魔法弾がドラゴンに炸裂した。


「おい! 抜け駆けするなや!」


「フッ、一手遅かったようだな」


「くそぉ……ん?」


爆煙が晴れると、そこには一人のドラゴン娘の姿があった。


「なんでやねん」


アサリは真顔で言った。


「私の魔法弾には、邪気を祓う力がある。こいつの邪気を祓って元の姿に戻した」


タラ子が言った。


「元の姿? そうなのか?」


アサリはドラゴン娘に尋ねた。


「そんな感じです」


ドラゴン娘は笑顔で答えた。


「なんだそのいい加減な反応。まあ、ドラゴンはいなくなったから一応討伐は成功か」


「それはそうだが。そもそもなぜ、私にそんな指令を言い渡したのだ?」


「ようやくそこに触れてくれたか」


「いろいろと横道にそれたからな」


「お前のせいだろ。まあいい、詳しい話は近くの廃村でするとしよう」


「なるほど。では絨毯で参ろう」


「あれは魔力切れで使えん。徒歩で行くぞ」


「トホホ」


ドラゴン娘が言った。


「いやお前が言うのかよ」


アサリは食い気味に言った。


二人はドラゴン娘に別れを告げ、廃村へと向かった。


「ところで邪気って何?」


タラ子が尋ねた。


「お前が持ち出した要素だろ! 私が知るか」


そう言い合いながらも二人は森をあとにした。


すっかり雰囲気にも慣れた森に日が落ちた。

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