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双子美少女姉妹の妹の方にTS転生してしまったわ  作者: はるお


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ボランティア活動で

終業式が終わり4年生の1学期が始まるまでの間の休みにボランティア活動に参加することにするなった。


犬と猫譲渡会が開催される砂浜に隣接する公園でゴミ集めという完璧イベントがあるためだ。


須藤さん曰く

「ノルマ達成の為。 全員参加。

 こなかった人は各自で適当に行ってください」

だそうだ。

イベントの幹事なんていう面倒くさい事は何度もやりたくないのは痛いほど分かるけど、ただちょっと冷たい言い方だと思う。


ボランティアの会場に電車で行くと言ったら、パパとママに絶対不可と取り付く島もなかった。

ゴールデンウイークに城浜から串木に電車で行く計画が実現可能か調べる為だが、別の方法を考える必要がありそうだ。


もう一つに理由が勉強部屋の水槽のセットアップは完了したこと。

人工海水を入れてから2週間は循環させた後に生体を入れていくわけだけど、魚を1匹位なら入れた方が良いので、電車で色々アクアリウムのショップを巡り買って帰るつもりだったが、結局はこのごっつい車で買い行くことになりそうだ。

実はこのごっつい高級車は人目を集め過ぎるので好きではない。

この車でまず人目が集まり、目立つ容姿の双子が降りると更に集まりなにやらボソボソ喋っているのが気になって落ち着かないのだ。


 イベント会場に着くと、ごっつい高級車達が公園の駐車場に並んでいるのを横目に、沢山の人が公園の中に入っていく。

姉さんが降りるといつものように人目が集まる。

ただ、今回の私はジャージに帽子を深く被り、ゴーグルにマスクにリュックにビニール袋を持つという

まさにヒキニートという姿なので集まらない。

姉さんは人目が集まっても気にしないようなので申し訳ないが生贄になってもらう。


「広告動画に出ている双子さん?」

 高校生位の女性が姉さんに近寄り声をかけた。

広告動画って何かな?


「えっと、どちら様かな?」

「動画配信やっているのだけど、ちょっとだけ撮影させてもらっていいですか?」

スマホで姉さんとツーショットの写真を撮ろうするが、姉さんはさっと距離を開ける。


「え、いや、ちょっと恥ずかしいから、やめて欲しいかな。」

「えー

 いいじゃないですか」

かなり図々しい感じだな。

嫌がる姉さんの腕を掴んで強引に写真を撮ろうとしたので、姉さんとこの女の間に入る。


「迷惑」

ジロっと睨みつけると、女性は私を見て少し驚いた後に、邪悪な感じの笑みを浮かべた。


ちょっと怖いんですけど?


「へぇ。

 なるほど、そういう事だったんだ。

 まぁいいか。

 ねぇ、あなた、いいかげん、この天邪鬼と縁を切った方がいいわよ?

 まあ、言ってもわからないか」

はい?

姉さんと知り合い?

いや、私も初めて会うまったく知らない女性だ。

それに姉さんを天邪鬼っていったい何を言ってるんだ?


「やめなさい。」

今度は工藤さんが私をどかして女性の前に立つと、異変に気付いたスーツ姿の男性達がこちらに向かってきた。

後ろには高柳さんの姿が見える。


「あら、少しやりすぎました。

 退散しますね。」

女性は浜辺の方に向かって歩いて行った。


「姉さん、大丈夫?」

「あ、うん。

 驚いただけだから、大丈夫だよ。」

俯いていた姉さんに声をかけたが、いつもの明るい笑顔が出たので、大丈夫そうだ。


「おい、大丈夫か?」

高柳さんが砂浜に向かう女性を見ながら近づいてきた。


「大丈夫だよ。

 広告動画を見て声をかけてきたようだけど、ちょっと強引な人だったかな」

「そうか。

 有名税というやつだな、気を付けた方がいい。」

そういば、広告に使うとママに写真や動画を撮られたけど、もう公開されているのか。

後で見てみよう。



「にゃぁぁあああ

 猫が一杯にゃぁ

 ぜーんぶお持ち帰りするニャ」

「だめです!」

譲渡会の会場に行くと、咲夜が猫の引き取り交渉を始めようとするのを、お付きの女性が必死に制止しているのを見て、係の人が苦笑いを浮かべていた。


横に立っていた高柳さんはフラフラっと犬の方に引き寄せられていく。

この二人よく似ているな。


会場には既に他のメンバーが着いていたので、いきもの倶楽部のメンバーの全員の撮影。

活動報告に載せるらしい。


「優。

 伊集院さんをしっかり見張ってね。

 高柳さんは大丈夫だとおもうけど、犬が絡むと奇行が目立つから。」


「ああ、任せておけ。」

どうやら海原さんが咲夜と高柳さんの見張り役兼受付をやるようだ。


砂浜掃除組は須藤さん、藤林さん、姉さんに私。

海に入るな等の注意事項の説明を受けた後、4人揃ってゴミ拾い始める。


砂浜に出るとマスクとゴーグルを外して周りの景色を見渡す。


「意外ときれい」

「そうだね~。

 でも1人あたりこのゴミ袋一つがノルマだから頑張ってね。」


まだまだ寒いのに元気なサーファーが砂浜で焚き火をした跡がちらほら見かけるが、綺麗に掃除されているのでゴミほとんどない。


「あ…」

 さっきの動画女が焚き火の側でサーファ達と楽しそうに話をしていた。


「お、双子だ。

 すっげぇ可愛い。」

「あの二人、動画で見たことあるな。」

男性のサーファーがこちらに気付いたみたいだな。

少し離れたほうはいいか。

私は姉さんの手を引っ張り離れ事にする。


「うわ、あんな子供に興味あるんだ。

 キモ。」

「いや?双子って珍しいだけだよ。

 それに広告動画に出てるだろ

 有名人だよ。」

「私は広告フリーになるようにしてるから、知らないわよ。」

広告動画で見たって言ってたのに、何を言ってるんだ?


ジーっとこの女を見るが、私たちには関心は無いみたいで、子供に興味があるとからかっていたイケメンのお兄さんと楽しそうに話を続けていた。



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