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双子美少女姉妹の妹の方にTS転生してしまったわ  作者: はるお


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クラスメイト

 職員さんに見せてもらった舞さんのグループメンバーのリストを見る。

須藤リミア

海原優

景山澪

景山舞

俺と澪と須藤さん、海原さんの4人で、男子は一人もいないんだな。


授業に使うタブレットの使い方、売店、食堂など、一通り設備の案内が終わると、教室に移動した。窓際最奥という最高の場所に自分の席を見つけ、着席。


周りの人がこちらをチラチラと見るので、最高の作り笑顔を向けて「おはようございます」と挨拶した。


そして、職員に教わった通り、目の前にあるタブレットを起動する。

どうやら国語の授業だ。

漢字の書き取りぐらいなら、余裕なので全く問題ない。

これくらいのレベルなら4年生以降も余裕だろう。


しかし、周囲は見知らぬ生徒ばかりだ。

転校して最初の授業というのは、きっとこんな気分なのだろう。


「舞。

 私の事、覚えてます?」


授業が終わり、休憩時間になると、メガネの女の子がやってきた。


「ごめんなさい」


「須藤リミア」


「あ、いきもの倶楽部の人」


「そう。

 覚えてないのは残念だけど、元気になって良かった。」


「ありがとう」


「早速だけど、他のグループが合流して一緒にやりたいって話がきてる。メンバー全員の了承がいるので確認して。」


タブレットの画面に参加希望者のリストが現れた。


伊集院咲夜

高柳ユキ

藤林春奈


ああ、この三人か。

「問題無い」


「え、いいの?

 伊集院さんがいるけど。」


「この前仲直りした」

彼女らは(または「他のメンバーは」)俺が仲直りしたことを知らないようだ。

澪にはあの三人との付き合いもあるようなので、グループに参加してもらったほうがいいだろう。


「そうなの?

 じゃあ、タブレットで承認よろしく。」


タブレットの操作を見てもらいながら承認する。


「で、さぁ

 どれぐらい記憶をなくしてるの?」

須藤さんは前の椅子に座りながら、そう尋ねてきた。


「どれくらい?」


「そう。」


「記憶喪失ってなんかかっこよくね?」

いきなり右隣に座っていた背の高いショートヘアの女の子が、会話に割り込んできた。


「えっと」

誰だろ。


「っていうかさぁ

 舞があたいにすっごい笑顔で『おはようございます』って挨拶するんだぜ。

 澪と入れ替わってるんじゃねーかと思ったわ。」


「そうそう、それそれ

 私もそう思った!」


むぅ失礼だな。


「あ、いつもの仏頂面に戻った」


くっ


「そんな事無いよぉ」

 俺は最高の作り笑顔を向ける。

大人をアンダーコントロールした必殺の笑顔だ。

どうだぁ。


「ぷっ、アヒャヒャヒャ。舞がやるとすっげぇ笑えるわ。」


「なんでやねん!」

おっと、前世は関西だから思わずでてしまった。


「お、舞ぃ

 新しい芸風を身に着けましたか。

 ワロス」

オッケー、泣かす!

俺はその不快な女の背後に回り、彼女に抱きつき、脇の下に手を入れた。


「ふ、笑い死ね」


「な、何だと!」


そしてワサワサと擽り上げる。


「ちょーーーー

 うひゃひゃひゃー

 ヒャー、セクハラ止めて~♪」


えっ、セ、セクハラだと!

しまった、これ、マジモンの事案だ。

やべぇタイーホいや補導されたら嫌だな。


なので、そっと離れる。


「どうしたの?」

須藤さんが不思議そうにこっちを見る。


「えっと、足をつまづいただけ。これは事故。」

そ、そう。これは不可抗力。

不幸な出来事。


「あたいもコケたー」

彼女は後ろから突然抱き寄せ、脇の下に手を差し入れて俺を持ち上げた。


「ほーら、舞ちゃん。高い高いぞー」


ぶっ殺す!


蹴りを入れようとしたら、今度はぐるぐると回りはじめやった。


「ほーら回る回るぅ」


「クッ!やめろぉ」


「優ぅ

 危ないから止めてあげて。」


はうぅ

目が回る。


「ハイハイ〜♪

 じゃれてないで授業始めますよ〜」


「チェ。

 いいところだったのに」


不快女はぶつぶつ文句を言いながら、俺を下ろした。

なんという屈辱だ!

おのれぇ、絶対泣かす!

反撃したい気持ちはあるが、少しふらついたので椅子に腰を下ろした。


「おっと、

 あたいは海原優

 もう忘れんなよな」


ニカッと笑って椅子に腰を下ろす。

オッケー、俺の閻魔帳にしっかり刻んでおいたからな!


「でもさ、私、安心した。

 舞は変わって無くて良かった。」

「だな」


普段からこんな扱いを受けてるの?

そうなの?

ひょっとして舞さんっていじめらてるのかな。

いや、これはいじめというより、弄ばれているような気がする。

そもそも、「高い高いぞ〜」なんて、赤ちゃんをあやすみたいなことをされるって、どういう扱いなんだよ。

てかさ、舞さんって、俺がさっきやったみたいな、くすぐり攻撃とか、普段からやってんの?


ひょっとして、舞さんって、見た目は完璧なのに中身がちょっと残念な美少女だったりして?

・・・

・・・

・・・

もったいないよな。

俺が女の子に生まれ変わったら、絶対に完璧美少女になるのに。

清楚で可憐で奥ゆかしい、そんな俺好みの大和撫子に俺ならなれるんだけどな。


まぁこれは間違い無く乗っ取り型だな。

舞さんの人格はどこにいったんだろう。


まあ、分かるわけないことで悩んでも仕方ないし、やめておこう。


さて、授業の内容は算数か。

面積を求める方法ね。

余裕ですな。


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