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【プロットタイプ】異音

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

玄関の扉が閉まる音、誰かの足音、何かが這いずる音。

そんな音が時折聞こえます。

古い家には何かが住み着く。と言われているが、其れは別に古い家に限った話では無い。

我が家の実家は『古民家』と言われる程、古いものでは無いが、時折、誰かが住んでいる様な物音がした。ラップ音とは違う、あの音。きっと俺達以外の誰かが、一緒に住んでいるのだろう。


あの日、玄関に何時も置いてある家族の靴が無かった。恐らく買い物にでも行ったのだろう。

休日、両親や妹の麗衣が出払っていると、雨戸を閉める役割は常に俺だった。だから太陽が傾き掛けているにも関わらず、容赦なく光を遮って行く。

家にある人形達は、高価なものである以前に俺の家族でもある。泥棒にでも入られ、乱雑な扱いをされたら我慢ならないので、しっかりと戸締りをする。

ぎっ、ぎっ、ガタっ……ずるっずるっ……。

二階から物音がした。人の足音、其れから何かが倒れる音、蛇が這いずる音。まるで順当に歩いていたのに転んでしまって、這うことしか出来ない様な。

俺の実家は二階建である。何時も一階の玄関から出入りをする。一階の鍵はしっかりと閉められていた。雨戸を閉める際にも防犯対策はなされていた。

だが泥棒と鉢会った際、襲われるのは火を見るよりは明らかだ。俺は玄関付近に置いてあった自分の傘を片手に、階段をゆっくりと一段、一段登っていく。

鉢会ったどうするか。襲われたら、切っ先を相手の腹回りに突き刺そう。間合いを強制的に産めば、何も無いよりマシだろう。

上がり終えたあと、静かに深呼吸をし、足音を殺してドアノブに手をかける。まずは自分の部屋。そろりと引き、隙間から中を覗き込む。

異変は何も無い。何時も通りのベッドと、机がある。人形を持ち込んでは居ないので、見慣れた殺風景さがある。

次に、麗衣の部屋、両親の部屋、と同様に確認をしていく。やはり異変はない。最後に残されたのは人形部屋だった。両親と俺の趣味の部屋。飾って置いてある為に、隠れられる場所が無いとは思う。しかし気を緩める事なく、同様に覗き込んだ。

人形達の置き場は僅かに変わっている。両親達が気まぐれに配置を変えるので、其れは大きな意味はない。ゆっくりと警戒を強めながら、歩いていく。しかし何時も通りだった。

先程の物音は気の所為だったのかも知れない。そう思って立ち去ろうとした時に、また物音がした。

幸江一号とタイプの違う大型マネキン、真理恵六号である。今はロングスカートを纏い、ショーウィンドウに飾られてもおかしくない格好をしている。

「真理恵六号、悪く思うなよ」

俺はそう語り掛けると、倒れ込んだままの真理恵六号のスカートを膝上まで捲った。

「……」

右脚の球体関節に、修復が必要な事そうな蜘蛛の巣の様なヒビが入っていた。

俺は真理恵六号の顔を眺める。人形故に表情は一切変わらないが、空気が少し焦っている様に思える。其れは男にスカートを捲られているからか、別の意味があるのか。

「……俺から父さんに言っておく。部屋からは出るなよ。暴走した麗衣が引き起こすのは、この比ではないのだから」

家に居ると偶に変な音しません?

玄関の扉が締まる音とか、誰かの足音とか、何かが這いずる音とか。


今日は這いずる音でしたね。

蛇というか、ホースと言うか、そんなのが這う音。

足音も聞こえた様な。

何か居るのかも知れない。

という訳で、其れを元ネタにして書いた話。


餅リンダかな。

※我が家にある蛇の置物。

神社の御籤の下に穴が空いてる奴。

姿が鏡餅に似てる+インドの蛇神『ムチャリンダ』からこの名前。


家に泥棒が入ったと分かった時には、すぐに逃げるのですが、今みたいな曖昧な時って難しいよね。


傘を持ち込んだ方が良いのかな。

夜道帰る時に家の鍵を持つと良い。何かに襲われた時に、ぶっ刺すと痛い。とは良く聞く話。

だから見回る際にはそうしてます。

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