とある設定家の日常
「さてと……どうしたもんかねぇ」
俺こと桜は早朝の仕事場で一人つぶやいた。俺の仕事は魚市場の魚の仕分けと販売だ。朝の魚の陳列や受取といった作業が忙しい時間帯の少し前に、着替えを済ませて考える。
「おい!何してんだ!忙しくなるんだから早く持ち場に着け!」
「すみません!すぐに行きます!」
とは言ったものの、小説の内容も考えないといけないし……。もう二週間くらい待たせてるから早めに決めないと……。
日常といえば今みたいな忙しい日々?でもそれだと面白くないし……。面白い日常系の小説の設定……そうだ!美少女は出ないけど、こんなのはどうだろう。
ひとまず設定の前提が変わるからみんなに相談しないといけないな。
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桜『……という感じなんてどうでしょうか。最初の構想とは違ってしまうんですが……』
ヒカリ『いいですね!私はそれで大丈夫ですよ!』
ルナ『私もそれで大丈夫です。面白くなりそうですね!』
桜『はい!完成が』楽しみです』
桜『このままルナさんにバトンタッチしても大丈夫ですか?』
ルナ『大丈夫ですよ』
ヒカリ『私はもう少し待ってますね』
桜『では、私は今日はこの辺で』
ルナ『そうですか?ヒカリさんはドおうします?』
ヒカリ『では私もそろそろ終わりにします』
ルナ『そうですか。では、私もこのあたりでやめておきます』
桜『お疲れさまでした』
ヒカリ『お疲れさまでした』
ルナ『お疲れさまでした』
パタン、とパソコンをとじる。我ながらいい設定ができたと思う。
ふぅ。と一息つく。
「どんな物語ができるかな」
完成が楽しみだ。
今回も読んでくださりありがとうございます。高評価、ブックマーク登録もありがとうございます。いつも励みになっています。
次話の投稿はパンデミックアフターの第二部完結後になります。投稿感覚が開いた時もこれが鈴花クオリティだから……と気にしないでいただけると助かります。
次回からはパンデミックアフターの更新を再開したいと思います。
不定期投稿ですが、次回も読んでいただけると嬉しいです。