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その10:魔王の魔王による魔王のための覚書

 俺(月闇静夜)

 クラス…魔王


 身体能力…上の中、頭の良さ…中の上、得意武器…刀剣類(刀の方が得意)、属性…闇


 何時も通りに生活していて、普段と何も変わらない帰り道、友達と別れて一人になった時に光に包まれた。その光が収まると見たことの無い部屋の中にいた。足元には何かよく分からない魔方陣っぽいものが描かれていて、部屋の照明は壁にある蝋燭(ろうそく)(とも)っているだけだった。因みに召喚された瞬間から言葉が分かる、なんてことは無かった。いきなり頭を掴まれて魔力を流し込まれたんだ。(魔力を流し込まれてたことは後でティアに聞いたけど)

 魔力を頭に流し込まれるのはもう嫌だ。頭の中からハンマーとかの鈍器で何度も力一杯殴られてる感じがして、ガンガンする、なんてレベルの痛みじゃなかった。

 まぁ、流し込まれるのが終わったら速攻で流してきた奴を再起不能にしたけどな。

 んで、言葉が分かるようになったら次は魔王だとさ。

 意味が分からなかったから最初にほざいた野郎はブッ飛ばしたけどな。


 ………暴れすぎだろ? とか思っただろ? でもな、考えてみろ。いきなり変なトコに呼び出されて、言葉が通じないと判ると問答無用に頭を掴まれて尋常じゃない痛みを与えられて、謝罪もなく、有無を言わさずに向こうの都合を押し付けて来るんだぞ? そりゃキレるだろ? 普通。


 まぁ、結局はティアに説得されて魔王になってけどさ…


 そんなこんなで一応魔王。魔法は元の世界に戻る方法を探している時に書庫に魔法の書が沢山在ったので、それらを読破して自分の感覚で解釈して覚えた。


 元の世界でひっそりと一応剣術を学んでいた。もしかしたら今後、その技が出るかもしれない。


 何故か女の子たちに匂いを嗅がれる。元の世界では光以外の女の子と話す事すら無かったのに……




 ティア・クレフリ

 クラス…メイドさん


 身体能力…上の下、頭の良さ…中の上、得意武器…なし、属性…地


 容姿についてはその2参照でお願いします。

 今の俺の癒し。あの笑顔は癒される。


 魔王専属のメイドさん。専属なので実は戦闘能力は高い。

 ティアの属性は地だが、他の属性も結構使える。専属は伊達じゃない。

 ティア自身の決め事で、暗器は持っていないらしい。

 得意な武器は無いが、どの武器もそつなく使いこなす技量がある。専属は伊達じゃない。


 ティアが淹れるコーヒーは凄く美味い。専属は伊達じゃない。


 ティアの寝床は魔王部屋である。ベットが二つあるから落ち着け。誰も一緒の布団で寝てるなんて言ってないだろうが。




 リファ・クポア

 クラス…女剣士


 身体能力…上の上、頭の良さ…中の中、得意武器…刀剣類、属性…火


 容姿についてはその2を参照して下さい。


 紅いポニーテールは伊達じゃない。(←意味不明)


 この城の最強の剣士らしい。

 戦闘方法は基本的には『ガンガンいこうぜ』である。あまり魔法を使わない戦い方をする。が、魔法は火属性ということもあり、強力かつ派手。


 火属性攻撃魔法を使わせたらこの城で一番、とはクーの談。


 火属性の魔法を多く扱える他、補助魔法なら他の属性でもある程度使える。


 まぁ、中庭で俺が勝てたのはリファが手加減してたからなんだよ。




 月闇光

 クラス…超絶ブラコン(と書いて「ヘンタイ」と読む)


 身体能力…中の中、頭の良さ…中の下、得意武器…なし、属性…光


 腰まで届く綺麗な黒髪を後ろで束ねてる。化粧は全くしていないらしいが、兄の贔屓目(ひいきめ)なしでも可愛い顔をしている。

 ちっこくて――ちっこいと言ってもクーよりは背が高い――スレンダーな体型で凄く可愛い。……まぁ、胸は残念ですが。


 何故かこの世界にいる妹。

 流石超絶ブラコン。何処までも追い掛けますってか?追われる側は恐怖を覚えるね。


 得意な武器は何一つないし、それどころか扱うことすら出来ない。


 光属性の魔法は回復や補助の魔法が多いが、攻撃魔法は威力の高い魔法が多かったりする。


 魔法に関してのみだが下手したら俺より強いかもしれない。


 光が変態と言われても弁護することは出来ないが、光の性格で唯一良かったと思うところは病んでないとこだ。

 光は俺を独り占めする気はなく、ただ傍に居れるなら他の事は結構どうでもいいらしい。もし俺に彼女がいたとしても、その彼女に嫌がらせとかはしないってさ。だから俺は光が好きだったりする。(家族としてだぞ?)



 クー(クーロ・メトロム)

 クラス…魔法使い(ウィザード)


 身体能力…下の上、頭の良さ…上の上、得意武器…杖、属性…水


 容姿についてはその7を(以下略)


 俺は結構気に入ってるロリボクっ娘。

 喋る時は頭に三点リーダ(…←コレな)が二つ付く。


 ……そういえば元の世界のクラスメイトにロリコンと呼ばれてる奴がいたが、そいつの言い分である、「俺はロリが好きなんじゃない! 好きになった女性(ひと)がロリだったんだ!!」が少しだけ理解出来たかもしれない。俺も他のロリを見ても心がときめくことはないし。まぁでも、今の俺の好きは誰に対しても恋愛感情の好きではないけどな。


 閑話休題。


 杖が得意、と書いたものの、実際は杖しか使えない、その杖自体もそんなに使えていない感が否めない。

 所詮魔法使いの杖は飾りなんですよ、偉い人はそれが分からないんです。


 魔法使いなだけあり、自分の属性である水だけでなく、他の属性でも数多くの魔法を使いこなすことができる。






 まぁ、とりあえずはこんなものかな。


 さて、ティアが呼んでることだし昼飯を食うか。

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