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第4話 カイルス、母の愛を受け、家族に会いに行く!

話がサクサク進まないです。すみません。

ちゅっば!ちゅっば!ちゅっば!ちゅっば!ちゅっば!ちゅっば!ちゅっば!ちゅっば!

「ん?」僕は目が覚めた。先程迄寝てたらしいが今まで何かを吸っていたみたいだ。


目を開けると目の前に肌色しか視えない。僕の目、どうかしたのか?口の中に何かある。


口の中の物をから口を離し何か確認した・・・・乳首だった。

「えっ!えっ?」

状況がまだよくわからないが、取りあえず今迄おっぱいを飲んでいたみたいだ。


「もしかしてこの視界いっぱいの肌色はおっぱいなのか・・・巨乳すぎる」

誰のおっぱい?誰のおっぱい?誰のおっぱい?


ちゅっば!ちゅっば!ちゅっば!ちゅっば!ちゅっば!ちゅっば!ちゅっば!ちゅっば!

カイルスは混乱しながらもお腹がまだ空いているので、再び乳首を口に加えひたすら吸った。


「げっふ!」お腹いっぱいだ。


「あらカイルス、お腹いっぱいになったのね」

お腹一杯になって満足していたら、突然女性の優しい声が聞こえた。


声の方を向くと意識を失う様に寝る直前に見た凄く美しい女性が居た。

「初めましてカイルス、私があなたのママのエキドナよ」

エキドナは微笑みながら優しい声で僕に語りかけた。


「えっ!えっ?」再び混乱した。

母乳を与えてくてた事とママになってくれる事はとりあえず理解した。

川に流されてた僕を拾ってくれたんだろう。


問題は!何故僕の名前が カイルス と判ったのかだ!

「何故?何故?何故?」疑問は残るが、いきなり川を流れてる僕を拾い、授乳してくれてるだけでも、

感謝しきれない。そのうえママと言う事は、これから育ててくれると言う事だろう。


危うく川の上で脱水症状で死亡してたかもしれない僕を助けてくれて、

しかもママになってくれてありがとう。何故名前をしってるんだ!て疑問なてどうでもいい。

「おぎゃぁ~!おぎゃぁ~!・・・・」僕は泣いた。嬉しすぎてて泣いた。


「カイルスどうしたの?」「だぁ~」

「ふふふっ。機嫌が直ったのね」「だぁ~」

少しの間、ママの優しい言葉と、ひたすら僕が「だぁ~」と答える会話が続いた。


どうやら僕は現在「おぎゃぁ!」と「だぁ~」しか話せないようだ。まっ、赤ちゃんだしな。


「カイルス!我が家に帰るわよ!」ママはそう話すと姿が変わった。

・・・・・・・驚きすぎて声が出ない。

ママが突然、妖艶な美女から、妖艶なへビ女になった。しかも巨大な翼もついてる。

僕、巣に連れていかれて食べられちゃうの?

いや、エキドナママを信じよう。気持ちとは裏腹にぶるぶる震える僕がそこにいた。


ふふふっ。カイルスは本当に可愛い。

しょうがない人間共の赤子の姿をしてるが、この子を見てるだけで何故か心が癒される。


我が家に戻る前に夫と4人の子供達と居候に【念話】で状況とカイルスを養子に迎える事を伝えた。

7人の子供のうち4人が一緒に住み、残り3人はそれぞれ遥か彼方にばらばらに住んで居る。


スキル【念話】はある程度の距離であれば会話が可能だ。

信頼関係が深ければ深いほど、【念話】の距離が長くなると我は経験上解っている。

だから、遥か彼方にばらばらに住んで居る3人の子供には【念話】は届かない。


カイルスを養子にする事を夫は嬉しそうに「エキドナが決めたことだ、反対する理由が無い」と

語り掛けてくれた。流石は我が愛する夫だ。


驚いたのは子供たちの反応だった。全員が養子に関して反対しなかった。

理解ある、夫と子供たちの事を少し誇りに思ってしまう。


居候が何かごちゃごちゃ話していたが、奴の意見だけは無視した。


我は家にカイルスと帰宅するために、変化を解いた。

変化を解いたといっても、我本来のサイズより相当小さくしている。夫も子供達も、普段は変化を解いているが、サイズは人間共より少し位大きい位のサイズにしている。我の夫など、本来は地球にいて頭が星に届くサイズだからだ。


我は、カイルスの入って居る籠を胸に抱え、風魔法(飛行能力の有る者は風魔法の適性を持っている)で、籠の周りに風の壁を作り我が家に帰宅した。


先程いた人間の城周辺から更に300キロ程度離れた山に我が家(巨大洞窟)がある。

我は住まいの入口を不可視の魔法を解除し、中に入ると、夫と今一緒に住んでる4人の子供たちが出迎えてくれた。


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