表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/9

第3話 カイルス!母が出来る。

2話、3話は説明(屁理屈)回でしたが、次回から話が動き始める予定です。

文章が一部抜けていたので、追加と誤字脱字、表現を修正しました。

その者は拾い上げた籠の中にいる 生後間もないであろう赤子を見て驚いた!

変化が解かれるのではないかと言う位い驚いた!


「こんな生まれたてのような赤子が何故ウラノスとそっくりな気を放っしていたのだ・・・」


手に持っている籠の中では赤子が我の顔を見て「だぁっ」て叫んだ。

我の胸がきゅんとした。久しい気持ちになった。

「ああ、我の子供達を育てていた頃の愛しき気持ちが」


その者は前の世界に居た時に12人の子供の母であった。

その内の7人の子が、夫と一緒にウラノスの創造した世界に移り住んだ。


その者は更に驚いていた!容姿はあきれ果てて突き放した人間共の赤子なのに、

違和感なく愛でてる自分に・・・


赤子の視線は我の顔を見た後、我の胸に移動した。

そのとたん赤子は目を「カッ!」と開いた後、突然安心した様な顔になり目を閉じ寝息を立てた。


取りあえずはこの赤子に【鑑定】スキル(技能)を使ってみる。

我は驚いた。【鑑定】で読み取れた情報は、

「カイルス」という名前と「♂」性別、「0」という年齢の3種類であっが、

カイルスという名前は、ウラノスの前の世界でのもう一つの呼び名だったからだ。

ウラノスとほぼそっくりの気を持ち、ウラノスの別名を名前に持つ赤子・・・


以前ウラノスが「神と呼ば呼ばれる者は、生まれ変わり、転生は出来ぬのじゃ。最後は、精神、魂が消滅して無になるのじゃ」と話していた。


ならばこの子は?・・・


我はあの結界、気で薄々は気づいていたが、本来ステータスは4種類表示され、特別な水晶を使うか、【鑑定】を使う事によって見ることが出来る。


この世界はマナに満ちていて、創造主ウロノスがそのマナを利用し、この世界の全ての生命体の個々のステータスの一部を具現化出来る様に世界を創造した。


この具現化したステータスは本来、自身では確認できるが、他の者は肉眼では見ることが出来ず、特別な水晶を使うか、【鑑定】を使う事によって見ることが出来る。


しかし、【鑑定】は使う者のレベルが鑑定対象より高いときは、[名前][性別][年齢][レベル]を見る事が出来るが、

使う者のレベルが鑑定対象より低いときは、[名前][性別][年齢]しか見る事が出来ない。


具現化した生命体のステータスは、

[名前]個別に命名されたものはその名前、名が無き場合は、この世界で認識されている名前。

[性別]♂・♀・不明 の3種類で表現される。

[年齢]誕生して1年に満たない場合 0 で表現される。

[レベル]格 経験を一定以上積むと上がる。生活、鍛錬等で微少上がる。戦闘等で上がる。レベルだけは、青・黄・緑・赤・金・虹・?色の7色で表現される。


[レベル]格が生活、鍛錬などの経験で上がるのは必然であり、ウラノスは視る事が出来る様にしただけだった。


ウラノスは以前、[レベル]格は7色で表現されると話してたのだが、我は青・黄・緑・赤・金・虹色の6色しか知らない。我の夫が[レベル]は虹色と教えてくれた。我は夫のレベルを見る事が出来なかった、我のレベルは金色で我の子供達7人は金色か赤色だ。


縁がある有るこの世界の唯一のSSS冒険者は[レベル]格が赤色だった。


目の前に居るカイルスは、金色の我では見えない格を持っているのだ・・・


我の夫は遥か昔、前の世界で、全知全能の存在を倒すために、その母親が産んだ子だ。

全知全能の存在と一騎打ちの戦いをして、ほぼ勝利を手に入れそうな時、相手方の策略に嵌まり敗北したえ夫でさえ虹色なのに・・・


この世界の赤子はもちろん青色だ!稀に救世主、英雄と呼ばれるものは成人(12歳)前に、黄色か僅かだが緑いろの者が現る。が、それでもこの世界の人間共は、緑色か本当にまれに赤色で格は頭打ちになる。


横道にそれるが、【鑑定】は、生体、無機物の鑑定も出来る。真贋判定も可能だ。

【鑑定】は魔法ではなく、スキル(技能)だ。特定の者でなくても、商人、農家他でも、【鑑定】に関係する事を日常繰り返したり、鍛錬してると得られる可能性のある技能だ。


ウラノス曰く、「この(技能)が表示される事により、そ奴の人生の選択の幅を広げらるのじゃ」と。


前の世界で余程後悔したのか、ステータスで[名前][性別][年齢]が分かるため、騙したり嘘をつく行為を減らし、技能の表示で、人生の選択の幅を広げるために、必要最低限の情報で分かる方法だと言っていた。

「全部わかっては、人生面白くないのじゃ」とウラノスはにこやかに言っていた。


そして、[レベル](格)が視える、見えないで、相対する者の格が分かることで争いを減らせると。


・・・争いはなくならず、国が次々と建国し、吸収されたり、滅亡したり、

いまだこの世界は混迷している。


しかし、この赤子、カイルスをどうするか・・・・

状況的に、カイルスは産まれて直ぐ棄てられたみたいだ。

通常は赤子を放置したらすぐに死ぬだろう。このカイルスは死ななそうだが・・・


我はしばしカイルスの安心しきったような寝顔をみて考えた。

カイルスという名のウラノスの気を持つ赤子。

我はウラノスとは気心の知れた仲で、しかもこのカイルスを我は愛おしいという気持ちでいる。


・・・この子を我が育てよう。


夫は賛成してくれるだろう。我が子達はどう思うか解らないがが、意見は言わせない。


取りあえずは、乳を与えるか。見る限り産まれてすぐ捨てられる状況では、乳も飲ませてもらってないのであろう。我等は、出産直後でなくても、乳を与えたいと思えば出てくる。


その者は、着衣の裾をまくり、寝てるカイルスの口元に乳首を当てたとたん、

寝ているが無心に乳を吸っている。


その姿をその者は優しい眼差しで、吸い終わるまでカイルスを愛でていた。


可能であれば評価等参考にしていきたいのでよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ