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世界最強の超能力の異世界譚  作者: 灰色 人生
第1章 アルカランス王国編
22/33

22話 港町ポート(7)

更新再開します。


色々と忙しく書き溜めは出来ていませんので、定期更新になるかと思いますが、出来るだけ早めの更新を心掛けて行きます。


これからもどうぞ、よろしくお願いします。

 



 一時間後呼びに来た船員と共に甲板に戻る。


「まだ結構な数がいるな」


「戻って来たか。まあな。だがほとんどは小物ばかりだ。心配なのはそろそろこちらの矢弾の数が残り少なくなって来たことだな」


 そう言われて見れば、矢が入っていた木箱の殆どは既に空になっていた。


「大銛も後数本ってとこだな。倒した魔物を回収する暇もないから大赤字だぜ」


「ん?魔物を拾えば儲けは出るのか?」


「ああ、この数だしな」


「なら待っとけ」


 そう言ってケインは海の中へとダイブする。


「お、おい!正気か!」


 ダイラス船長が何か言ってたが、無視して沈んだ魔物の遺体を片っ端から収納して行く。


 大体の魔物を収納した後は浮上する。


 船に戻るとダイラス船長が唖然とした様子で問い掛けて来る。


「だ、大丈夫か?」


「ああ、問題ない。残りの魔物を片付けるとしよう」


「そうだな」



 それから3時間後の夕方に漸く全ての魔物を片付け終えた。


 皆疲労困憊と言った感じだが、すぐにこの海域から離脱するべく動き出した。


 ある程度離れて漸く最低限の人員を残して休憩を言い渡されると、その場にヘタリ込む者が多かった。


 どうやら体力の限界は既に過ぎており、何とか気力だけで持っていたようだ。


 流石のダイラス船長も疲れたのか、船長室に戻って行く足取りはとても重たそうである。


 まだまだ元気であるケインは見張りを引き受けて、ルーラとミカーニャに船室に戻るように言う。


「お言葉に甘える事にするよ。流石に少し辛いね。昔はそうでも無かったのにね。陸に着いたら少し鍛え直さないと」


「ふぅ、海の上での戦闘がこんなにも大変とは知りませんでした。森の中とは違い遮蔽物も無いので私たちエルフの得意とする、ヒットアンドアウェイ戦法にこれほど適さない場所はありませんね」


 そう言いながらもミカーニャはしっかりと戦えていた。


「でも、流石に私も疲れましたから休ませて貰います。ありがとうございますケインさん」


「気にするな」


 二人は御礼を言ってから船室へと向かう。


 その後は遠目に一体か二体ぐらい魔物が見えるだけで、問題はなかった。



 魔物の大襲撃で予定よりも大幅に遅れて漸く港町ポートが見えてきた。


「あれが港町ポートですか。初めて来ましたが、美しい町ですね」


 港町ポートは白い石を使った家が多く、白で統一された町並みが綺麗であり、家の屋根が色取り取りで更に美しい。


 ケインにはエッサウィラを連想させる町並みであった。



 何事もなく入港する。



「世話になったな船長」


「いや何、助かったのはこっちだ。お前さんらならいつでも歓迎だ。勿論船代は要らねえからな。また、いつでも来てくれて」


 ダイラス船長達と別れた一行は、先ずは宿を探す。



 因みにケインはある程度の数の魔物をダイラス船長に渡していた。


「待ってください。ここに私の店の支店がありますので先ずはそちらへ向かいましょう。そこでなら色々と情報も手に入りますから」


「待ってくれないか。なら先に冒険者ギルドで依頼の完了をしてから向かいましょう」


「そうですね。なら先に冒険者ギルドに行きましょうか。ミカーニャさんはどうしますか?」


「うーん。私は急いで向かう場所があるけど、ケインにお礼もしたいから貴方の支店に行けば、泊まる宿とかを教えて貰えるかしら?」


「ええ、そのように言付けて置きます」


「ありがとう。じゃあまたね」


 そう言ってミカーニャは風のように去って行った。


「なら、行こうか」


 全員で冒険者ギルドに向かう。


 そこで依頼完了の報告をする。


 周りを見ると日焼けした者達が多い。


 やはり海に近いからだろうか?


「はい、確かに受理致しました」


「それと仕留めた魔物を売りたいんだが?」


「それでしたらあちらの買取カウンターですね」


「わかった」


 少し離れたところにある買取カウンターに向かう。


「ようこそ。買取カウンターへ」


「結構な数があるんだが?ここだとスペースが足りないので他の場所はあるか?」


「それでしたらこちらへ」


 案内されたのは冒険者ギルドの裏手にある倉庫である。


「ここに出して下さい」


 手ぶらであるケイン達だが、中にはマジックバックなどを持っている冒険者もいるので、ギルド職員は疑いもせずにそう言う。


 指定された場所にケインは次々と魔物を出して行く。


「な!これほど!まだまだ出るのか!しかも全部海の魔物か!?見たことないのもいるな!」


 そう言って興奮した様子のギルド職員は応援を呼びに駆け出して行った。


 暫くすると解体職人とギルド職員を多数引き連れて戻って来た。


 皆出された魔物の山に唖然としている。


「これは全部ここに来る航海の中で仕留めた魔物の一部だ」


「これで一部ですか。すぐに調査する必要がありますね」


「それとシーサーペントも出たから調査を送るなら、ベテランで腕の立つ人の方がいいよ」とルーラが忠告すると素直に頷く。


 ルーラはミスリルランクなので、素直に忠告を聞いたのだろう。


 まあ、目の前の魔物の山でまだ一部だと聞いたのもあるだろう。


「そうですね。査定には5日ほどの時間を貰っても良いでしょう?」


「構わない」


「ありがとうございます」


 その後冒険者ギルドを出た一行は、マーカスの支店であるオルベラン商会ポート支店に向かう。


いよいよ消費税も上がりましたね。

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