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1 中海は理想が高すぎた

 中海(なかうみ)は町中を歩き回っている。


「おいお前!冒険者ギルドはどこだ?俺ははやく冒険がしてえんだ!」


 中海はソブレリハに冒険者ギルドの場所を訪ねた。


「冒険者ギルド?なにそれ?冒険者は分かるけどギルドってなに?」

「は?いやいや冒険者ギルドだ。ほら、冒険者が所属して依頼をこなして報酬を貰うっていう」

「意味わかんないや!そんな贅沢な所があるならすぐに行きたいね!」

「そうだろ!だから冒険者ギルドの場所を」

「だからそんなの知らない!それにその冒険者ギルドってのがそもそも無い!」

「な、なんだってええええ!?」


 中海は驚愕して暫くの間口を開けたまま上を向いていた。


「おっと!こんなことしてる場合じゃねえ!食事だ!異世界の料理を食べてみてえ!」


 中海は食事店に入った。


「やあ!これは銀貨だ!」


 中海は店主のエイコカミに百円玉を渡した。


「これは何ですか?」

「何って言われてもそれは銀貨だ!」

「銀貨って何ですか?」

「え!?ほら、銅貨と銀貨と金貨ってあるだろ!」

「銅貨と銀貨と金貨?それってどれくらいの価値があるのですか?」

「と、とぼけんじゃねえ!銅貨と銀貨と金貨は通貨だ!」

「通貨?また分からないことを言いましたね」

「はあ!?じゃあ料理の代わりに何を出すっていうんだ!?」

「私は食材が欲しいのです。食事店ですので」

「はあ!?食材!?俺は腹が減ってんだよ!」

「なら食材をとってきてください。木の実でも良いですよ」

「うるせえ!そのまま食ったほうが良いわ!二度と来るかこんなとこ!」

「ありがとうございませんでした。もうお越しにならないでください!」


 食事店を出た中海はイラつきながら中海の部屋に入った。


「あ!そうだ!言語を覚えることで忘れていたが俺には何かチート能力があるんじゃないのか!?」


 中海はいろいろ試してみた。


「フレイム!...サンダー!...アクアスプラッシュ!...フラッシュ!...ビーム!......ストーンストーム!!......ブリザード!!......カッターウィンド!!......ゼロヘクトパスカル!!.........サザンクロス!!.........エクスプロージョン!!............コンチクショー!!」


 中海はぶちギレて寝た。リビングでは三本(みもと)澤山(さわやま)元田(もとだ)が話している。


「中海さんさっきから何言っているだ?」

「頭打って馬鹿になったんだから発狂しても可笑しくねえよ」

「中海が馬鹿なのは元からだ」

中海

男。38歳。独身。恋人いない歴38年。醐島組では中堅。武器は銃。異世界ものの小説を読んでから死んだら異世界に転生したいと思っている。


元田

男。21歳。独身。恋人いない歴21年。醐島組ではしたっぱ。武器は銃。元ヤン。


三本

男。50歳。独身。恋人いない歴50年。醐島組では次期頭候補。武器は銃。いつもサングラスをかけている。


澤山

男。46歳。独身。恋人いない歴46年。醐島組では次期頭候補。武器は銃。元暴走族。


ソブレリハ

女。??歳。黄髪ロング。武器は剣。能力は破壊と略奪。ソコウギガンダに住んでいる。


エイコカミ

女。??歳。茶髪ショート。武器は無し。能力は予知と見透し。ソコウギガンダにある食事店の店主。


二木

男。67歳。妻と娘がいる。醐島組では頭。武器は無し。ハゲ。元ヤンキー校の職員。短気で暴力的。


ミラクルマフィアのドン

男。30歳。独身。恋人いない歴30年。武器は屁放射器。無能。

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