ふ、不安だ
ああああああああ!遅くなりましたあ!すみません!
さて、人化を覚えても獣人とは違う点があるそれは…
「角、生えてる…」
「ん?ああ、そっか。人間とかには生えて無いんだって?」
『お兄ちゃんとお姉ちゃんは良いじゃん。僕なんて、まだ安定して人化できないのに…』
「なんでそんなにできないカナー。」
そうだ。角があるのだ。弟のことは一旦置いておく。人化ができるまで特訓させたのになんでできない…。
ん、んん。えっとそうそう。今日はじめて力を押さえる練習をするのだ。え?なんでかって?角を引っ込めるのと、からだの回りから出る冷気を引っ込めるためだ。
実は私たちがいるだけで周りに霜ができるのだ。今のうちに力を押さえることを習得しないと大人になったとき辺りが氷の大地になるかもしれない…らしい。
「ほら、子供達おいでー。あ、弟の方は人化の特訓ね。後で教えるから。」
『はーい。どーせ人化も出来ないからでしょ!』
「あーあ、拗ねてる…。ほら、二人ともこっち」
「はーい。いま行きます。」
「ちょ、まって!速い、速いって!」
兄の足は速い。本気で走ると追い付けない。弟はまあ、うん。遅くはないが速くもない。
「こればっかりは見せることしか出来ないからな。でもここを氷の大地にしたくないし。まあ、でも、少しだけなら大丈夫…かな?たぶん。長時間しなければ…うん、だいじょうぶ」
母よそれは本当に大丈夫なのか?不安になってきた。
「母、本当に大丈夫?」
「ああ、長時間じゃないからね。まあ、足元は凍るけど」
「えぇ」
「ほら、見といてね?一回しかできないからね?」
ふ、不安でしかない…