表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生まれ変わって召喚獣  作者: お面屋
6/24

まあ、いいか。

転生してから五年が過ぎた。私も小さい魔物なら狩れる位はっ……と。危ないな。もう。


『あー!避けられた!お姉ちゃん、なんでわかるのっ』

『ふふふっ。弟には負けないさ』

『あーもー!なーんーでー! 』

『ほらほら、私はここだよ? 』

『むきー! 』


そう、今は攻撃を避ける遊び…んんっ。訓練をしているのだ。今は私が避ける番。今まで一回も当たっていないのだ。だが、確実に精度を高めている。しかし、姉として当たるわけにはいかない。


「おい、白」

「え?ちょっと待ってろ、後にし…てぇっ」


あっっっぶなぁ。当たるかと思った。あんの自称私の兄め。私の兄は優しいんだぞ?お前よりもな!


『いったんやめ。ちょっと待ってて。アレに少し付き合わないと』

『大変だね。お姉ちゃん』

「おい、まだか? 」

「ええい、少しは待つことを覚えろ。私の弟の方が我慢が出来るぞ。それで私の兄を名乗るとは片腹痛い! 」

「む…我慢ぐらい出来るぞ! 」

「ならまて!全く……」


この自称私の兄は…めんどくさい。何故私を妹にしたがる。お前の弟は素直で可愛いのにほんとにまったく。確かに綺麗な漆黒と言うよりからすの濡れ羽色かな?凄く綺麗だ。目も深い海のような蒼できれいだがめんどくさい。本当に性格が残念だ。


『いいかい、母に黒といると伝えてくれ。できるね? 』

『うん!出来るよ。任せて!いってくるー! 』

『気を付けなよ。行ってらっしゃい。……』

「で、何のよう? 」

「もういいのか。このぐらい、待てるぞ! 」

「この程度で威張るな。で、何のようだって」

「人間がいる。見に来ないか?子供のようだ。大丈夫だろ」

「む、人間か。しかし、母から駄目だと言われている。興味はあるが」

「ばれやしないって、な? 」

「駄目だ。……わかったから、母に聞いてみる。つつこうとするな。痛いから」

「よっしゃ。絶対だぞ?待ってるからな」


あー……まあ、いいか。めんどくさいな。

次はついに人間を見る?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ