混乱
種族名変更
フェニックス→朱雀
さて、衝撃の事実、わたしがフェンリルに転生したと判明してから二年たった。
まだかなり弱いが、まあ動物なら狩れるほどにはなった。
くくっ。何度死にそうになったか。鹿に突き飛ばされ、崖に落ちかけるし。(ギリギリ樹にぶつかって助かった)熊に襲われ(母が助けてくれた)あげくにワイバーンに拐われかけて!(母が助けてくれた)まあ。ハプニングもありながらなんとか生きてきた。てか、ワイバーンって動物じゃなくて魔物じゃ……。
『私の子供達、おいで。紹介したい友がいるの』
ん、母が呼んでいる。そうそう、フェンリルの言葉も分かるようになったんだ。それより友か。母の?どんな幻獣なんだろう。
クルルルルル
ピィ
…え?紅い鳥?紅い鳥の幻獣っていったら
「久しいな。朱雀」
「そっちこそ。ああ、紹介しよう。私の子供達だ」
「ほう。二匹か。ん?その右の方は……そうか。召喚獣か。お前の子もか」
いま、母、人間の言葉で喋らなかった?というか、召喚獣?
『ほら、お前達。挨拶しな』
『『『はーい!こんにちわー! 』』』
『……こんにちわ』
私の能天気な兄妹達は挨拶が終わったら無邪気に取っ組み合いをして遊んでいる。
「ちょうどいい。この私の近くにいる子が召喚獣になる子だ」
「この子、色変り?勿体無いわね。しかも、かなり可愛いじゃない!うちの子も一匹色変わりがいるの。でも、その子も召喚獣なのよね」
いろがわり?なにそれ。いろが、変わっている。あ、脅威個体か。たしか、毛皮の色が違ったり、左右で目の色がちがっ…た…り……。ま、まさか。前世と目の色が同じ?いや、魔物だと、強くなるんだっけ。脅威個体って言うぐらいだし。まあ、いいか?強くて損はないだろう。