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隠れ家?
ちゃっちゃと直す。その言葉通りにちゃっちゃと直していた。
そう、火で強引に。
おかげで所々周りの木がところどころ焦げてる。
「あっぶないでしょ!?なにしてんの!」
「え?直したじゃない。ちょっと飛び火しただけよ?」
「この森が燃えたらどうするの!?ここほど良い隠れ家はなかなか無いのよ!」
「氷漬けにしかけた張本人がなにいってんの?わたしがいなけりゃ今頃、ばれてたよ?」
「うっ。も、もとに戻せたし!…でも、ありがとう」
「もう少し気を付けなよ?まったく」
「めんぼくない…」
隠れ家?どういうことだ?
「母、隠れ家って…?」
「うっ。え、えっとね。」
「え、まさか言ってないの?この子たちにあんたが…」
「あーあー!私が言うから!それ以上は私が言うから黙ってて!お願い!」
?何だろうか。そんな重要なことなのか?
『母?どうしたの?』
みじけぇ。すみません。本当にすみません。