ふたりめ
二人目です。
実はログ自体は4行しかありませんでした。
ぶっちゃけ9割、地の文章ですね。
そういえばこのオープンワールドなMMORPG「 ねくすと・ゆあ・らいふ 」は当然の事ながらネットゲームなので、いかにもネットゲームにあるような機能がいくつか存在する。
たとえば、一人称、もしくは自身もセットで写した三人称のスクリーンショットだったり、「オープン、ステータス!」とか恥ずかしい台詞を言わなくても開けるメニューウィンドウだったり(女子に嬉しい着せ替え可能の!)、おいこれ著作権大丈夫なのかと疑いたくなる初期フォルムのアイテムポケットとかである。
ちなみに私はこの多次元ポケットなアイテムボックスを発見してすぐ赤のギンガムチェックにデザインしなおした。
所謂、妹仕様って奴だ。
少し話は戻るがそんなゲーム然とした機能の中で特に私が有用だと思うのは発言した内容のログが残るという機能だ。
ゲーム内で密室ミステリーのシナリオを作った時に叙述トリックに使えたりとか、若干会話が苦手な(私のような)プレイヤーのために用意された救済処置だったりと、なかなか便利がいい。
中にはこの機能を使って、小説家の人が口頭で文章を起こしたりとか、おまえそれはゲームでやる事なのか?と疑うような使い方をしている人もいたりする。
私はというと、この機能を使って世のだんすぃーの生態を調べる資料にしようと日夜(まだ二日目だが)研鑽しているのだ。
が、今日得られたログはたったのこれだけ。
◇◆◇◆◇◆
「こんにちは」
「なんだこの人・・」
「そんな褒めなくても…」
「お、おう」
[system log : <エクストリームすっとこハム次郎>さんがログアウトしました]
◇◆◇◆◇◆
なんでさ!?
この間なんてトールさんときゃっきゃうふふな会話を繰り広げつつ、こっそりとったスクショに会話のログを貼り付けて「この乙女ゲー、いつ発売されるんだろう…」とか妄想していたのにっ!
今日の夕飯なんて作った画像をを携帯の待ち受けにして、それ見てにやにやしながらご飯食べてたらおかーさんに「ちゃんと食べなさい」って怒られたよ!?
夕飯は鯖の味噌煮だったよ!?
おいしかったよ!?
私は、プロフをみてどん引きしながらとんずらかましたハム次郎の事を忘れるため、現在いる剣と魔法と蒸気機関車がモチーフのエリア「セミ・ファイナルファンタジー」を後にしてトールさんと行ったティラミスのおいしいカフェへと足を運ぶことにした。
そこで私がモンスターと戯れてとった「ねんがんのアイスキャンデー」をお土産に持っていくとしよう。
聞いたところによると売ればそれなりになるらしい、少なくともカフェ代ぐらいにはなるでしょ。
ウェイターしてたプレイヤーの<待ってレス>さん、どんな顔するかなぁ…
というわけで、ゲームである「ねくすと・ゆあ・らいふ」の説明も兼ねた回でした。
こういう何でもありなゲームって今で言うとTRPGとかになるんですかね?
ちなみに、<待ってレス>さんもウェイターなので男ですよ?多分。
次回の投稿も明日の同じ時間です。