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嘘と真実の昔話

作者: 玲音

ふと、思い浮かんだものなのでごちゃごちゃな話ですが、温かい目で見てやってください。

学校からの帰り道、一人の少年が突然語りだした…

彼は、クラスの中でも明るく、所謂ムードメーカー的存在の男の子だ…彼の友人たちは彼がどんな面白い話をするのかと耳を傾けたが、彼の口から紡がれた話はとても、悲しい物語だった…


「この物語は、フィクションだから…ね?」

話は唐突に始まる…

僕の弟が生まれたころにはすでに僕の中には【遠慮】という言葉が存在してた

そのおかげか、周りの大人たちからは「良い子、偉い子」と言われ、周りにいる同い年の子達や年下の子達の面倒を見なければならなくなっていた…

最初は、期待にこたえたいとう思いで頑張ってた、持っているおもちゃを弟や、ほかの子が欲しがればあげたし、遊んでいる遊具で遊びたいと言われれば、「いいよ」と言って譲ったりもした…だけど、そんな僕に与えられたものは欲しかったおもちゃでもなく、人気のあったアニメのビデオでもなく、好きなアイドルの載っている雑誌でもなく…僕に与えられたのは、本と、勉強するためのドリルと、えんぴつと、消しゴム…あとは、大きな期待の目だった…されど、たった4歳の子供だ、このおもちゃが欲しい、アニメのビデオが欲しい、心の中ではそんな思いがなかったとは言えない…

だけどさ、【遠慮】という言葉を知っていて、我儘を言えない僕は、そんなこと言えなかった…

僕だって、最初から嫌なわけじゃなかった…寧ろ、知らないことを知るという行為は楽しかった…でも、そんな僕の隣にはいつも弟が、僕が欲しかったおもちゃを抱き、うれしそうに笑っていた…羨ましかった…

「ん?それを、親に言えばいい?それはそうだ!でもね?」でも、僕にはそんなことはできなかった…「良い子、偉い子」その周りからの期待にこたえてきた、まだ、小学生にもなっていないこどもにそんな期待を裏切るようなことはできなかった…いや、綺麗すぎな理由だな、本当はただ怖かった…裏切った後の失望した目で見る大人たちが容易に想像できたから怖かっただけなんだ…


そのあと、僕は我儘なんて言わずに小学生となった…

あぁ、そういえば、一回だけ両親に当時人気があったゲームが欲しいといったな…しかし、両親は許してはくれなかった、そして失望したような目で僕にこういった「何言っているんだ!お前は、子供じゃないんだ!そんなものいらないだろう…」子供じゃない…そうなんだ、両親からすれば小学生は大人になるのか…そう、思った…だから、欲しかったゲームもあきらめ、周りの子達がゲームで遊ぶ中、一人で遊んでいた…

それから数年後、弟もようやく小学生となり、両親からするともう子供じゃなくなった、そして、僕と同じようにゲームが欲しいと言い出した、僕はそれを聞いて弟に「諦めなよ、もう子供じゃないんだからさ…」というと、両親は「何を言っているんだ、まだ子供だろうが!」と僕を叱り、家庭用ゲーム機を弟に買い与えた…両親は、僕だって使えるといったが、いつも弟が独占し、ほとんど、僕がすることはなかった…


僕は考えたよ、何のために僕は生きているんだろうって、弟ばっかりで僕の存在理由はないんじゃないかと…そして、僕は考えることをやめた…憎い、悔しい、羨ましい、悲しい…そんな感情が僕の心を埋め尽くしたときに、自然と僕の腕は弟の首を絞めていた…

それに気づいた母により、殺しはしなかったが弟は家に火をつけようとした…

たいして、大事にはならなかったが、両親は弟を心配して病院へと連れて行った…

診断は、ストレスのたまりすぎということで、僕には弟にストレスを与えるなという指令が出された…まるで、僕のことを気にも留めないように…


それからというもの、僕の感情から楽しむ等というような心がなくなり、代わりに偽るという感情だけが残された、面白い話も笑えず…「あぁ!心の中でのことだからね?」周りがすべて、馬鹿らしく思えるんだよ…そんなのつまんないだろう?


だから、僕は今日も他人に偽りの自分を見せる…でも、たまに、本当の心が出てくるかもね?



さぁ、いったい誰が僕の本当の心を見つけるのかな?

僕は、誰かが見つけるまで高みの見物とするよ、少しくらい、楽しませてね?






さぁて、面白いゲームの始まりだ!




⋯なんてね?不思議な話だろう?



「そこのキミも、そう思わないかい?」

なんて言いながら、彼はおどけて見せる…周りにいる友人たちも「なんだよ!びっくりさせんなよ!」と笑っている、嘘なんだ…そう思っていると…

「ねぇキミ、簡単に他人を信じちゃいけないよ?」と彼がこっちに来て言った…

「え?」なんでと私が問う前に彼は友人たちのところへと走っていった…

ただ、彼が走っていくときに「さぁ、楽しませてくれよ」と聞こえたのは、ただ私の気のせいがもしれないけど…







…という、意味不明な話です。

すみません、独りぼっち倶楽部の続きを投稿する前に出してしまって

誤字・脱字などがあったら、教えてください。

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