Noない脳内
今日もわたしの周りには
「はい」の雨が降っていた
絶え間なく ぽつぽつり
ずっとずっと ぽつぽつり
脳内にNoなんてなく
ただただYesだけしか言えず
心の重荷が増えてゆく
言葉が重りになってゆく
「……もう、いやだ。」
呼吸音よりも
水たまりに落ちる雨の音よりも
小さな 小さな声は
誰かの声にかき消されて
小さな否定は空気に溶け込んだ
いつか
いつかこの雨が止んで
わたしにもNoが言えたなら
Yesの雨とNoの雨が
うまくつりあえたなら
わたしの脳内には
鮮やかな花が きっと
きっと
きっと、咲く
ご覧いただき、ありがとうございました。
相手の言葉を否定する、「No」を言うのは怖い。
誰かに届きますように。




