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プロローグ
“お姉様、奪われた気持ちどんなものかしら・・“
ーうるさい
“酷い様ねぇ、笑えるぐらいに醜いよ”
ー返して、私の全てを返して
苦しい
息ができないほど苦しい
ー助けて、私は悪くない！
何もしていない！
“ガブリエラ、君に失望した。全てを聞いたよ、それらをひっくるめて君の父と話し合った結果君との婚約を破棄し、新たにラナタリアと婚約することになった。”
ーそんな、ラナタリアの仕組んだことよ！
もう終わりにしたい・・
これら全てを終わりにしたい
“諦めるな！目を覚ませ！ガブリエラ！”
ー誰かな・・・
もう何も見えないや・・・
