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第2話にしておきますね。まだ決まってないです。

主人公が学校に着いた後のお話。

学校に着いた。そして、その後、朝の会をやる。朝の会と言っても、先生が今日のことについて必要事項を言うだけだ。それさえ聞いていれば、学校の必要最低の事はこなせるだろう。

そのため、朝の会が終わったら寝ようと思う。まだ、眠気が落ちていないのだ。だが、それに関しては自分ではもう許容範囲である。眠気に負けないように頑張るということもなく私は素直にその状況を受け入れて寝る。

そういう風にこれからの事について計画を立てていたら、先生が入ってきた。朝の会の始まりだ。先生は、話し始めた。今日の連絡、今日の日直、などなど、ずらずらと色々なことを喋っていく。



パチンっ!!。



急に大きく高い音が響き渡る。何の音だ!?。私は、今にでも寝そうなこの体を音で叩き起こした。すぐに、起きて教室をグルリと見渡す。しかし、見渡しているその視界が途端にぼやけ始めた。

何だこれは!?。

何度も何度も手で目を擦ってもこの白い靄が取れない。遂に失明か。それとも脳に異常がきたしているのか。または、何らかの病気。怪我か?。

色々と高速で考え始める。段々と目が見えなくなり、白い世界しかみえなくなる。何だよこれ。パニックになる。

怖い、怖い。

どのようにしたらこの何も見えない状態から助かることができるんだろうか。いやだ。まだ、諦めない。

そう思っていたら、また音が鳴り始めた。次はモスキートーンのような耳に痛い音が鳴り響く。

キーーーーーン。

脳裏に響く。とてもうるさい。気持ち悪い。何なんだこれは。頭が痛い。やめてくれ。もうやめてくれ!

すると途端に、目の白い靄が消え始めた。音も段々と無くなっていく。何だったんだこれは。

そして、私の目玉は、はっきり見ることができるようになり、あのうるさい音も聞こえなくなった。急に元の状態に戻ったが、さすがにさっきのはやばい気がする。私は、今日病院に行こうか迷った。

そうして、教室をまたグルリと見渡した。特におかしなことはなかった。何も変わっていない。きっと、さっきのは私だけだったんだろう。奇妙だ。急にあんなことが起こる病気や怪我、聞いたことがない。まぁ、体には別状はない。先ほどと変わらずの健康体だ。そうして私は大いに安堵した。

ふぅ、、、。さすがにびびったー、、、。

しかし、今ここでその謎の現象について考えても分からないと思い、諦めて、先生の話に耳を傾けた。

先生は、今日は少し特別なことを話した。それは転校生が来たという。それを聞いた私は、違和感を覚えた。なぜなら、そんな話は今までで聞いたことがないのである。本来、転校生が来る場合は、事前に先生から生徒へ話をするのか基本だ。たが、そのような話は私の耳には1度も入ってこなかった。そして、その話だけでなく、周りの生徒の様子にも謎の違和感を覚えた。

なんなんだ?。この違和感は、、、。

だが、そこで考えるのをやめた。結局は、後で、周りの人に聞いて確認すればいいのだ。それよりも、学校でのビッグイベントの一つでもある、転校生が来るというのは、かくいう私もとても楽しみであった。

そして、どのような転校生なのか期待もしてしまう。男性だろうか、女性だろうか。私の心は、早歩きになった。色々と可能性を考えていく。頭がいい子なのだろうか。それとも、面白い子なのだろうか。はたまた、金持ちの子だろうか。私の心は、走り出した。可能性が風船のように広がっていく。身長は高いのだろうか。それとも低いのだろうか。それとも、可愛い子なのだろうか。カッコいい子なのだろうか。それか、美しい子なのだろうか。私の心は、走るのをやめて車に乗り高速のエンジンとなっていた。

「入ってきていいぞ。転校生。」

遂に、私の心の高速エンジンを止めてくれる時が来た。

そして扉が開き、転校生が入ってきた。するりと入ってきた転校生は先生の横に立ち、止まった。私は転校生を見た。女性だ。女性の転校生だ。教室は騒めく。男子が騒めく。男子が騒めく理由もわからなくはない。

何故なら、女性の転校生だからだ。

しかし、女性の転校生だからってここまでの盛り上がりは見えないだろう。じゃあ、何故ここまで盛り上がっているのか。それは、可愛いからだ。いや、美しいからだ。身長は私から見ると高い。モデルさんのようだ。それと比例するように、するりとした体型。髪型は長くて黒色の綺麗な髪の毛。何より顔が美しいのだ。とても柔らかない目。きっとこの女性の性格は、元気な子なんだろう。

「自己紹介をしていくれ」

「分かりました。私の名前は佐藤 鈴鹿です。得意なこと、好きな食べ物は特にありませんがこれから何卒よろしくお願いします!。」

なんだろうか違和感を感じる。元気いっぱいできっといい子なんだろうとは思うがこの誰も信用しないような喋り方。

パチパチパチパチパチパチ。

拍手が起こる。

「じゃあ、あいつの隣の席が空いてるからそこに座ってもらっていい?」

「分かりました。」

冗談じゃない。私の隣じゃないか。こんな奴がくると、自然と人が集まってくるんだよ。そうなると、私の睡眠の妨げにしかならない。悪夢だな。

こうして、朝の会が終わり休憩時間が来た。その途端、一斉にその子の周りを囲む。ごちゃごちゃだ。

「君、誕生日何月?」

「佐藤さんは、こ、好みの男子とかいる?」

「佐藤さんって、どこ小学校だったの?」

「じゃあ、佐藤さんは、------------」

うるさい。うるさすぎる。やはり予想どうりだったな。私の快適な睡眠を妨げる。どうしてこうなるんだ。私の睡眠時間はどうなるんだ。佐藤さんも困ったものだ。こんなに一気に来られても困るだろうに。

「私は2月生まれで好みの男子は特に居ないかなぁ。小学校はここの近くじゃないよ。ーーーーーーー」

すごい。全ての質問を返していっている。相当、頭の回転がいいんだろう。

だが、まぁ、さすがに授業中は、話し合いなんてできるはずがない。その時を狙って寝ることにしよう。今は、鐘の音がなるのを待つことにしよう。

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